...怪奇の世界に対して特別の興味を覚えるやうになったといふのは...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...特別のベッドですが...
海野十三 「発明小僧」
...特別の用事でもなければ誰も行きませんので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...だれにも何か特別の世話を焼いてやった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...かかる形式の下に行われる俳句の特別の趣味というものを一...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...ヘルマン教授には三学期通じてずっと世話になって特別の優遇を受けたような気がしていた...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...総合評論雑誌についで特別の興味のあるのは恐らく同人雑誌だろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今日のようなやつじゃなくって、特別のをな...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ことに天子の位置は尤も特別のものにて...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...何等特別の技術・藝術をなすものでもないが...
内藤湖南 「支那目録學」
...魔法瓶だの気圧計だのというものには特別の興味を持ち...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...修辞学は何か特別のものであるのではない...
三木清 「解釈学と修辞学」
...何か特別の必要でおそくなるときは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...我々はあれくらいのことから特別の尊敬を期待することは到底できないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何か特別の理由がなくてはならぬというふうに...
柳田國男 「日本の伝説」
...なお婦人として心得るべき特別の事情も...
横光利一 「旅愁」
...別に歌に対して特別の憧憬や信念があるわけでなく...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
...その師の死は何ら特別の意義を持たなかった...
和辻哲郎 「孔子」
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