例文・使い方一覧でみる「片肱」の意味

...砂についた片肱（かたひぢ）の... 砂についた片肱のの読み方
石川啄木「漂泊」

...片肱を突いて机の横に寄りかかつてぢつと耳を傾け... 片肱を突いて机の横に寄りかかつてぢつと耳を傾けの読み方
田中貢太郎「蟇の血」

...被告人席に片肱で凭れかかりながら... 被告人席に片肱で凭れかかりながらの読み方
チャールズ・ディッケンズ佐々木直次郎訳「二都物語」

...片肱（ひじ）を急に動かしながら... 片肱を急に動かしながらの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...卓子に片肱でもたれかかり... 卓子に片肱でもたれかかりの読み方
豊島与志雄「どぶろく幻想」

...食卓に片肱をつき... 食卓に片肱をつきの読み方
豊島与志雄「碑文」

...恐らくは片肱を膝について頬杖をし... 恐らくは片肱を膝について頬杖をしの読み方
豊島与志雄「ヒロシマの声」

...種彦は書きかけた『田舎源氏』続篇の草稿の上に片肱（かたひじ）をついたまま唯茫然（ぼうぜん）として天井を仰ぐばかりである... 種彦は書きかけた『田舎源氏』続篇の草稿の上に片肱をついたまま唯茫然として天井を仰ぐばかりであるの読み方
永井荷風「散柳窓夕栄」

...」と君江は横坐りに膝（ひざ）を崩して窓の敷居に片肱（かたひじ）をつき... 」と君江は横坐りに膝を崩して窓の敷居に片肱をつきの読み方
永井荷風「つゆのあとさき」

...狭山は寝台の上に片肱を立て... 狭山は寝台の上に片肱を立ての読み方
久生十蘭「海豹島」

...片肱張らんでもよかろうに... 片肱張らんでもよかろうにの読み方
火野葦平「花と龍」

...片肱（かたひじ）を突いて... 片肱を突いての読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...片肱（かたひじ）を突いて倚（よ）りかかった... 片肱を突いて倚りかかったの読み方
山本周五郎「落葉の隣り」

...見ると光子のやつが片肱（かたひじ）を突いて半身を起こして... 見ると光子のやつが片肱を突いて半身を起こしての読み方
山本周五郎「季節のない街」

...片肱で身を卓に支えるのも重く感じた... 片肱で身を卓に支えるのも重く感じたの読み方
横光利一「旅愁」

...網代（あじろ）竹の卓のうえに片肱（かたひじ）乗（の）せ... 網代竹の卓のうえに片肱乗せの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...片肱（かたひじ）のせた欄干に頬づえついて... 片肱のせた欄干に頬づえついての読み方
吉川英治「剣難女難」

...お服（の）みください」「……薬か」片肱をついて... お服みください」「……薬か」片肱をついての読み方
吉川英治「三国志」

👨話題の人々👩