...室から室へと歩いて少しづつの分け前を小さい者共に分けてやるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...分け前はちゃんとやるよ」「ありがとうございます」「お礼をいうにゃおよばねえよ...
海野十三 「恐竜島」
...清は仲間の安三から金の分け前を要求せられてゐた...
田中貢太郎 「白いシヤツの群」
...分け前を出すかと云いますので...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...結婚したらあの方がお金の分け前にあずかれるとかならいざ知らず...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...地主や山持ちや網持ちの有力な分け前が這入っているのだから...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...空気と日光との分け前を有し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ある「一者」からの分け前として...
中井正一 「美学入門」
...驚いたことに(私はひもじくなりはじめてたので)ほんのぽつちりしか分け前がなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...結託して俺の分け前を奪うことだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ちゃんと分け前をもらえば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...その分け前は一度に五十金乃至は百金にも達する程であつたから...
牧野信一 「バラルダ物語」
...そこで財産所有者が自分にある相応の分け前だけを残し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...我々が宗門に対して負っている服従の分け前をきめるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何故に公平な分け前物である筈のその幸福が...
横光利一 「悲しめる顔」
...秀吉から約された微々たる戦捷(せんしょう)の分け前をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...荘の土地や金銀の分け前をとる内約していたということだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いかさまでふん奪(だく)られた分け前と...
吉川英治 「野槌の百」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??