...分け前はちゃんとやるよ」「ありがとうございます」「お礼をいうにゃおよばねえよ...
海野十三 「恐竜島」
...各人の分け前を要求する権利となるだろう...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「共産食堂」
...その收穫の貧しいことは前記の如くで一般人が其結果の分け前に預ることは今日迄の所まだ甚だ乏しいのである...
橘樸 「支那を識るの途」
...「あなたは当然の分け前以上にずいぶんたくさんの殺人に出合つているんですからな...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...分け前を取ると云うことであったろう...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...分け前はくれるかと...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...分け前が手にはいるわけなんで……これはみんなドミトリイ・フョードロヴィッチにはよくわかっております」イワン・フョードロヴィッチの顔が妙にゆがんで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼女は自分の分け前さえ得れば...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...生きるために必要な分け前より以上のものをもってる者は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...空気と日光との分け前を有し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...正当にその分け前を与えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...もうすぐ分け前も手にはいりますし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...ちゃんと分け前をもらえば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...この分け前を彼が受取るときには必ずそれだけ他人の分け前が減ることになるのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼れの分け前となる粗生生産物の量によっては正確に測定し得ないものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...決してそこに自分の分け前を主張してはならない」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...十万貫の内の分け前を受取って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...みな砂金の分け前にあずかっている者共であることをいわずして自白していた...
吉川英治 「平の将門」
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