...爾来、彼と会っていない...
...爾来、日本語を勉強している...
...爾来、彼女と別れた...
...爾来、もう30年経つんですね...
...爾来、私たちはずっと友達だった...
...爾来(じらい)七八年を閲(けみ)した今日(こんにち)...
芥川龍之介 「十円札」
...爾来(じらい)ほとんど二十年ばかりは無頼(ぶらい)の生活を送っていたらしい...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...爾来(じらい)浅田はしばしば熱海に往復(おうふく)して公使を診察(しんさつ)せり...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...爾来(じらい)ことにおとよに同情を寄せたお千代は...
伊藤左千夫 「春の潮」
...そして爾来(じらい)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...爾来かなりの大家にはなってはいよう...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...爾来物価が騰貴しつつあるにかかわらず...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...爾来(じらい)、彼は健康地を求めて転々しなければならなくなった...
中島敦 「光と風と夢」
...爾来長井は何時(いつ)でも...
夏目漱石 「それから」
...爾来(じらい)風力を測(はか)る能(あた)わざるに至りし事...
野中到 「寒中滞岳記」
...爾来(じらい)十年間ほとんど作曲の筆を断ち...
野村胡堂 「楽聖物語」
...外套を剥ぎ取られたなどという噂は爾来どこへ行っても聞かれなかった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...爾来彼童僕となって田作す...
南方熊楠 「十二支考」
...爾来和紙の新しい気運は俄然として...
柳宗悦 「和紙十年」
...父の持山に葡萄(ぶどう)を栽培するのが目的で、駒場の農科大学に入学して、卒業間際になっていた者ですが、九州人の特徴として、器量も無い癖に政治問題の研究に没頭した結果、当時の大政党憲友会の暴状に憤慨し、同会総裁、兼、首相であった白原圭吾(しろはらけいご)氏を暗殺して終身懲役に処せられ、北海道樺戸(かばと)の監獄に送られて間なく脱獄し、爾来(じらい)、杳(よう)として消息を絶っていた者……と申しましたら、その他の細かい履歴は申上げずとも宜(よろ)しいでしょう...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...爾来三百年...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...かえり見れば爾来二十一年...
吉川英治 「黒田如水」
...爾来(じらい)二十有一年矣...
吉川英治 「三国志」
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