...爰(ここ)に至りては予は実にうれしくして...
関寛 「関牧塲創業記事」
...予(わし)は爰(こゝ)にはゐぬ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...この一節は粤于爰曰也と爰粤于也との二節の次に見えてゐて...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...或(ある)場合には火事で焼けたりして爰(ここ)に別の閑地ができる...
永井荷風 「日和下駄」
...爰(ここ)に難渋はその臭気だ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...爰(ここ)に手持不沙汰(てもちぶさた)なるは日本から脊負(しょっ)て来た用意の品物で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...上陸せられた後の模様は当時の電報に尽きてゐるから、爰には省く...
二葉亭四迷 「旅日記」
...爰に夜明しの茶飯屋荷をおろし...
正岡容 「山の手歳事記」
...あしゃア実は爰処で陶器をやるつもりなんだが...
正岡子規 「初夢」
...其処で匿名などでなく自分一個の意見を爰(ここ)に現わして見ようならば先ず次の通りである...
正岡子規 「病牀苦語」
...『一體(たい)お前(まへ)は誰(だれ)だい?』爰(こゝ)で復(ま)た話談(はなし)が後戻(あともど)りをしました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...爰の※はの誤字か...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...爰迄確かに登つた印しにとて兜のシコロをくれた...
南方熊楠 「人柱の話」
...活(い)きて自分たちは爰(ここ)にいると...
柳田国男 「海上の道」
...爰(ここ)が主要なる源頭であることを...
柳田国男 「海上の道」
...爰(ここ)では特に注意せられる...
柳田国男 「海上の道」
...まずもって爰(ここ)にはそれを判決するだけの資格のある者が入用なので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...詠歎せられた原因の主要なる一つは爰(ここ)に存する...
柳田国男 「木綿以前の事」
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