...「自分は讀者に向つてそれだけでは理解し得ないやうな文章を提供するほど無責任な人間ではないつもりである」(三八五)と云へる山口生の豪語を信じないことと...
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」
...さうして僕は此感じなしに言動する事が出來るほど無責任な人格ではないのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...それでは余り無責任なような気もして...
石川欣一 「山を思う」
...勿論新聞紙の無責任な報道が全然あてにならないと云ふ事は...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...釈明文は簡単であったがそれまでにおける世間の無責任なる憶測を一撃氷解させるだけの偉力があった...
海野十三 「地球発狂事件」
...無責任な世間の人達に対して憤りを感ぜずにはいられません...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...現今俳熱頗る高き故唯一の雑誌たる『ほととぎす』はかく無責任なるにも不関(かかわらず)売口よき次第なるべけれど若し有力な競争者出でばこれを圧倒する事もとより難きにあらざるべし...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...私は無責任なことは言つて居ない...
太宰治 「諸君の位置」
...絶対至上にして無責任な原因になったりするのは...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...これは無責任ないし悪意あるゴシップによって日常行われている現象である...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...或る種の無責任なる理想主義風の口吻を避けて...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...この関係が卑小な色々の興味と結び付いて展開すると、人の噂や金棒引きのように、無責任な、即ち責任を社会自身における評判になすりつけて了う処の、「匿名批評」にもなるし、従って匿名批評というと一般に何か卑怯な覆面の切捨御免のことででもあるように考えられることになるのだが、それはものの弊害を以てものの本質だと見誤ることであって、実は一般に批評というもの自身の性質から云って、元来匿名的な意義を有っているということが、批評の特色だったのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...単に外部的なやや無責任な処から来る皮相な印象に他ならないかも知れないからである...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...もう少し無責任な読書感想の類を時々書いて行きたいと考える...
戸坂潤 「読書法」
...その内に身を置いて考えない無責任な常識の業であろう...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...ひょっとしたらそれで船が浮くかもしれないなどと無責任な放言をした...
久生十蘭 「ノア」
...そんな無責任なことで……」「いくらいうても...
火野葦平 「花と龍」
...――(無責任な放言では無いつもりだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
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