...彼女は無感情な表情をしていた...
...彼の反応は完全に無感情だった...
...彼は無感情に話し続けた...
...彼女は無感情に業務をこなしていた...
...教育現場では、無感情な対応はよくないとされる...
...やや程経(ほどた)ってから倉地は無感情のような鈍い声でいい出した...
有島武郎 「或る女」
...すべてにうつろな感じがするほど無感情に見えた...
有島武郎 「或る女」
...それからまた立ち上がって全く無感情な顔つきをしながら...
有島武郎 「或る女」
...その夜の二人は妙に無感情な一対(いっつい)の美しい踊り手だった...
有島武郎 「或る女」
...一種侮蔑(ぶべつ)するような無感情をもってそれを聞いた...
有島武郎 「或る女」
...その端麗にして無感情な顔や...
海野十三 「人造物語」
...アングロ・サクソン人のあれほど慢(ほこ)りとしてる無感情的な信仰の自由も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無感情で多少無元気な人のよい紙屋は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その余りに無感情な中性的な笑いに...
豊島与志雄 「月かげ」
...その声も無感情なものだった...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...無私無感情の態度を以て――即ち真に科学の如く――客観について客観を見...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...一一藤原は、そのいつもの、無口な、無感情な、石のような性格から、一足飛びに、情熱的な、鉄火のような、雄弁家に変わって、その身の上を波田に向かって語り初めた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...その頃私の指先きは至極科学家らしい無感情に...
牧野信一 「趣味に関して」
...……(無感情にポツリと話し出す)……空襲にうたれてな...
三好十郎 「樹氷」
...無感情な顔して云った...
吉川英治 「三国志」
...いっこう無感情に答えたということである...
吉川英治 「三国志」
...この無感情が、大悟(たいご)の無表現ででもあったなら偉(えら)いものであるが、彼の場合は、現れたとおりの、懸値(かけね)なしであるからまことに愍(あわ)れというほかはない...
吉川英治 「三国志」
...無感情のことではない...
吉川英治 「新書太閤記」
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