...誰かがこの火薬に火をもってくるかあるいは落雷のためにこれが点火する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...毎夕点火することになった...
井上円了 「おばけの正体」
...エンジンの燃料に点火する...
海野十三 「宇宙戦隊」
...マッチを取り出し煙草に点火する)(野中) みんなあげる...
太宰治 「春の枯葉」
...また別の花火を拾って点火する...
太宰治 「冬の花火」
...まだ点火するほどの人間が出現しないのだ!我儘を許されない身心――かうまで心臓が弱くなつてゐるとは思はなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...その一点に点火すると...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...またそれゆえにそれらの語彙が民族的遺伝としての連想に点火する能力をもっているのである...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...そのために強度を高められた電気火花のごとき効果をもって連想の燃料に点火する役目をつとめるのがこれらの季題と称する若干の語彙(ごい)である...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...その明け放した座敷の電燈が急に点火するときにそれをこっちのベランダで見ると...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...瓦斯が自動的に点火する...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...君達の実験で分ったようにそんな小さい火花でも点火するのだったら...
中谷宇吉郎 「球皮事件」
...どのくらいの小さいスパークで点火するかを調べてくれ給え」これが『球皮事件』の発端なのである...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...太陽の光線で点火することは罹災後寒村にゐた頃からやつてゐたことなのだ...
原民喜 「飢ゑ」
...信管に点火するや...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...導火線は外缶(がいかん)から内缶(ないかん)へ上空で次々に点火する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...だから最初の一発がうまく点火すると彼は非常な好機嫌(こうきげん)となるが...
牧野信一 「ゼーロン」
...矢倉下の火薬に点火するという――最後の一役までもしていたのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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