...茶と塩鮭の塩味とで煮た昆布を吸い物とし...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...膳と吸い物椀の外は殆ど陶器ばかりを用い...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...吸い物椀を手に持った時の...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...吸い物椀に今も塗り物が用いられるのは全く理由のあることであって...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...吸い物椀を前にして...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...若筍(わかたけ)の吸い物...
谷崎潤一郎 「鍵」
...要は吸い物椀(わん)の中に浮いているほのかな早松茸(さまつだけ)の匂いを嗅いだ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...いつかどこかでごちそうになったときに出された吸い物の椎茸(しいたけ)をかみ切った拍子にその前歯の一本が椎茸の茎の抵抗に負けてまん中からぽっきり折れてしまった...
寺田寅彦 「自由画稿」
...そうして水前寺(すいぜんじ)の吸い物をすするのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...スマシの汁ばかりかと見える中国料理の吸い物にぶつかったことがある...
吉川英治 「押入れ随筆」
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