...五 これも暴風の災害...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...冷吉がこの町筋で思ひも設けぬ災害に會つたのは...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...之を以て、天子念ずれば、兵革、災難、国裡(こくり)に入らず...
高神覚昇 「般若心経講義」
...次に来る安政大変災の前駆をなしている...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...幾らか楽も出来ると思つてゐると大震災つて言ふ様なことになつてしまひました...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...数千年来の災禍の試練によって日本国民特有のいろいろな国民性のすぐれた諸相が作り上げられたことも事実である...
寺田寅彦 「天災と国防」
... 495愚かなるかな流血の災なくて引き返し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...震災の火に焼かれてその跡を絶つに及び...
永井荷風 「寺じまの記」
...泉田一家の災難丹沢の山奥から江戸へ...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...罹災以来転々として持運ばれてゐる僅かばかりの品物は...
原民喜 「二つの死」
...とんだご災難で……浜口(叫ぶように)一郎...
久生十蘭 「喪服」
...お蔭とまだそんな災難は見ずにいますがね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...」「天災だ...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...戦災で焼けてしまったのは惜しいことであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...菊太郎に捉(つか)まったのは災難です...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...被災の民衆が精神的にそれで鼓舞されたなどは...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...――その出水の水が引かないうちに、もう公卿たちの館では、管絃の音(ね)が、聞かれ出すのに」「いや、天災は、まだしも...
吉川英治 「平の将門」
...我々がこれ以上の災難に遭うことなく外部世界に帰ることができたのは皆さんご存知の通りである...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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