...それともまた漁りの火か...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...市井の古画屏風を漁り...
上村松園 「作画について」
...「近ごろの古本漁りは...
宇野浩二 「それからそれ」
...容疑者達の恋を漁りに来ている者が大分あったのには驚かされました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...長老は貴重な古い葡萄酒を漁り...
太宰治 「諸君の位置」
...山友のひとりは小屋の塵塚を漁りにきたらしい狐を見たという...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...よしや犠牲者を漁り歩いたところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四十近いくせに女漁りがひどくて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女漁りに日を暮して居る罰當りの與三郎などに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唇から唇へと漁り歩く浅ましい姿は...
野村胡堂 「百唇の譜」
...古本漁りなどをしてゐて...
堀辰雄 「二三の追憶」
...神田の夜店を漁りに行つて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...文献だけを漁りまわしているよりは効果がありはしないかということを...
柳田国男 「故郷七十年」
...掃溜も毎日のように漁りますが...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...物漁りなど烏滸の沙汰である...
吉川英治 「折々の記」
...そこらの町屋の棚(店)で何か買い漁りしている仲間を待ってでもいるものか...
吉川英治 「私本太平記」
...この二人だけは近ごろ鎌倉じゅうで女漁りや掠奪を事としている乱暴な武士とは違うことが分って来たらしく...
吉川英治 「私本太平記」
...勝手な食い漁りによって生きていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
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