例文・使い方一覧でみる「滅び」の意味
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芥川龍之介 「プロレタリア文学論」
...私は人間心理の研究者として此特殊にして恐らくは次第に滅び行く可き現象に對して格段の興味を感ぜざるを得ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...つまらないまやかし物は時の審判の前には滅びてしまうのだから...
生田春月 「聖書」
...兎に角歌といふものは滅びない...
石川啄木 「歌のいろ／＼」
...長い「時」の力の中に僅（わづ）かに滅びずに残つているもので...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...人類は滅びるというの？アルクイスト 滅びる...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「ＲＵＲ――ロッサム世界ロボット製作所」
...その作品が存続してその一身と名前とが跡方もなく滅びることをか？」彼は躊躇（ちゅうちょ）せずに答えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...永遠に滅びないのだと直感した...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...単に建築物が焼け滅びるという言葉意外に...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...生じることも滅びることもなく...
波多野精一 「時と永遠」
...滅びぬ現在も亦さうである...
波多野精一 「時と永遠」
...彼はやがてこの街とともに滅び失（う）せてしまうのだろうか...
原民喜 「壊滅の序曲」
...どうしておればかり蛆虫のように滅びなければならないのだ？ いったい今のおれのざまはなんだ？ この有様で何の役に立つというのだ？ どの面さげて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...各々の現象と共に生れまた滅びる思惟は我々にとつてやはり現象でしかなく...
三木清 「論理と直觀」
...）つね人の目を慰めた幾百年の樹も滅びた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...小説が世の中から滅びない原因ともなっている...
横光利一 「スフィンクス（覚書）」
...北方の袁紹（えんしょう）ですら一敗地に滅び...
吉川英治 「三国志」
...「先生には近頃、つい、この近くの山にお住いだそうですな」「荊州、襄陽の滅びて後、しばし山林に一庵をむすんでいます」「呉にお力をかし賜わらんか、幕賓として、粗略にはしませんが」「もとより曹軍は荊州の故国を蹂躙（じゅうりん）した敵...
吉川英治 「三国志」
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