...自分を満足させると同時に至尊に対して最も忠勤を励む所以だと思つてゐた...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...しかして彼が眼を覚ますとそれからまたその創造欲を満足させるのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...殆どすべての医学(内科学)および外科学の知識は近代のものであるとする信念は我々を喜ばし自己満足させるものであるが...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...そこの自然愛好者の味覚を満足させる運命にあるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...つまり一種の生理的の要求を満足させるための...
寺田寅彦 「路傍の草」
...どれとして民衆の既得の文化意識を満足させるものがない...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...父の希望を満足させることはできなかった...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...この後の彼女を満足させるほどその生活を豊富にするであろうか? それは疑問だ...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...私はいつも彼女達が若い娘らしい夢を満足させることを許してきた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...満足させるところまで使いこなせるかどうか...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...私の予想を満足させる一記事がありました...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...身体的欲望についても知性は本能よりも一層よく満足させることができるのである...
三木清 「哲学入門」
...どうかそのりっぱなブルック先生を満足させるように...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...彼らを国民の負担にも帝王の出費にもならない褒賞を以て満足させる方法をもつということは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最も彼を満足させるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分を満足させるだけのものを見出そうと思うから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...必ずあなたを満足させるであろう...
山本周五郎 「季節のない街」
...自分のプライドを満足させるだけであとは忘れてしまう...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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