...遠くに渺漠が見えた...
...渺漠な未来に希望を抱けない...
...枯らした草原は渺漠を思い起こさせる...
...彼の目には渺漠にたたずむ一戸建てが見えた...
...渺漠の夜空には星が無数に輝いていた...
...この心細い渺漠たる霧の中を何處へ吸はれて行くのであらう...
泉鏡花 「遺稿」
...この心細い渺漠(びょうばく)たる霧の中を何処へ吸われて行くのであろう...
泉鏡花 「遺稿」
...吾人の見る事の出来ぬ渺漠(びょうばく)たるもの...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...平沙渺漠(へいさびょうばく)人煙を絶するような中を...
中里介山 「大菩薩峠」
...平沙渺漠(へいさびょうばく)として人煙を絶す...
中里介山 「大菩薩峠」
...沿岸は渺漠(びょうばく)たる大原野ありて四方便利の地たり...
本庄陸男 「石狩川」
...渺漠(びょうばく)たる裾野(すその)の原にはいると...
吉川英治 「神州天馬侠」
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