...江口渙(えぐちくわん)等も学校友だちなり...
芥川龍之介 「学校友だち」
...このうち、夏目漱石、森鴎外、有島武郎、江口渙、菊池寛の五人のは、魯迅(ろじん)君の訳で、その外(ほか)は皆、周作人(しうさくじん)君の訳である...
芥川龍之介 「日本小説の支那訳」
...かの固陋(ころう)偏狭(へんきょう)なる民族主義は渙然として解体し去るべきであるのに...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...渙(かん)として冰(こおり)のまさに釈(と)けんとするがごとく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...是にて義理(ぎり)渙然(くわんぜん)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...之は江口渙氏等と社大党幹部等と賀川豊彦氏等との結合によるもので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...之は江口渙等の社大党幹部等と賀川豊彦等との結合によるもので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...漱石門下で漱石文化の批判をやらねばならぬ位置におかれている変り種は左翼の作家評論家江口渙氏である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...是れはいづれも易の渙卦の爻辭によつて説を爲したもので...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...唯自分の從子の張渙は...
内藤湖南 「藏書家の話」
...斯くして數十年に亙る天文學の難題は渙然氷釋して...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...江口渙、壺井繁治、今野大力などアナーキストであった作家詩人が、次第に共産主義に接近しつつあった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...※は詩の鄭風に「与、方渙渙兮、士与女、方秉※兮」とあつて、伝に「※蘭也」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」問題は茲に渙釈(くわんしやく)したらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(渙二散世界一作二灰燼一之日...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「風水渙」と置いた...
横光利一 「馬車」
...史渙(しかん)、そちの一部隊を、犬山にあてて、固(けいこ)を打ち取れ」と、すぐかたわらの大将史渙にいって、万一に備えさせた...
吉川英治 「三国志」
...史渙(しかん)だった...
吉川英治 「三国志」
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