...江口渙(えぐちくわん)...
芥川龍之介 「日本小説の支那訳」
...渙(かん)として冰(こおり)のまさに釈(と)けんとするがごとく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...渙は物の離散するをいう...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...是にて義理(ぎり)渙然(くわんぜん)たり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「今は大詔の渙発(かんぱつ)を待つだけだ」なすべきことはなしたと言わんばかりだったが...
高見順 「いやな感じ」
...今文芸学樹立のために動員すべき専門の会員を挙げて見ると、江口渙、森山啓、窪川鶴次郎、中野重治、新島繁、甘粕石介、高沖陽造、本間唯一、伊豆公夫、徳永泰を始めとして、決して人数と力量に不足はないと思う...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...渙卦の渙奔其机・渙其躬・渙其群・渙汗其大號・渙其血などの如く卦名をもつものが各々三字以上の語で組立てられてゐるものもある...
内藤湖南 「易疑」
...それは從子の張渙といふ者が張金吾に貸した金があるといふので...
内藤湖南 「藏書家の話」
...唯自分の從子の張渙は...
内藤湖南 「藏書家の話」
...墨色渙発シテ妙ナリ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「土用干ノ記」
...江口渙、壺井繁治、今野大力などアナーキストであった作家詩人が、次第に共産主義に接近しつつあった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...江口渙その他の無産階級出身の小説家の作品が登場し...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」
...※は詩の鄭風に「与、方渙渙兮、士与女、方秉※兮」とあつて、伝に「※蘭也」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」問題は茲に渙釈(くわんしやく)したらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...史渙の隊は、雪を冒して、犬山へ向った...
吉川英治 「三国志」
...それがしが史渙を連れて行ってきましょう」徐晃は...
吉川英治 「三国志」
...史渙は追いまくる...
吉川英治 「三国志」
...史渙の左の目に立った...
吉川英治 「三国志」
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