...彼の英語は日本語を混和している...
...この絵は抽象芸術と写実主義が混和されたものだ...
...私たちは文化を混和させることで新しいスタイルを生みだした...
...混和した薬を飲むと危険です...
...彼女の服装は、古典的な要素と現代的なファッションが混和している...
...喰べるといけない劇薬が混和されていたのだ...
海野十三 「流線間諜」
...露国の文明は中古の欧州文明と亜細亜(アジア)の野蛮的文物との混和である...
大隈重信 「日本の文明」
...多くの民族の混和によって日本民族が形づくられたのではない...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...よく溶解し混和するようにかき交ぜなければならない...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...律動(リズム)を創作しにでも出かけるがいい! パリー人らのように動きのない微細な和声(ハーモニー)と混和させるには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ユダヤ人仲間によくある学識と軽佻(けいちょう)さとが不思議に混和してる人物だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無邪気と詩的な放縦(ほうしょう)とパリー的な皮肉との混和したものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の性格は堅忍主義と神経衰弱との不思議な混和から成っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その流暢(りゅうちょう)な各節に音楽の夢想と愁訴との反響を慎み深く混和してる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...焦慮と剛直とが不思議に混和した一種のファッショ的傾向を帯びる...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...ただ一瞥(いちべつ)のうちに互いに接し互いに混和すべきものであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あらゆる破片の恐るべき混和...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...或(ある)部分は色彩の濃淡中に混和して分別(ぶんべつ)しがたきものあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...日本の風景と寺院の建築とは両々(りょうりょう)相俟(あいま)って全く引離すことが出来ないほどに混和している...
永井荷風 「日和下駄」
...有機的に滲透(しんとう)混和して統一されたものに外ならない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...混和(いりまじ)ッて考えられたりする...
広津柳浪 「今戸心中」
...麺(めん)に肉を混和して...
吉川英治 「三国志」
...総てが油然(ゆうぜん)と混和されて...
蘭郁二郎 「魔像」
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