...彼の英語は日本語を混和している...
...この絵は抽象芸術と写実主義が混和されたものだ...
...私たちは文化を混和させることで新しいスタイルを生みだした...
...混和した薬を飲むと危険です...
...彼女の服装は、古典的な要素と現代的なファッションが混和している...
...諸種の材料を混和した調味と...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...破滅と幻想の分子を混和させたいというだけの話である...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...幾多の世紀と人種との異様な混和であり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...律動(リズム)を創作しにでも出かけるがいい! パリー人らのように動きのない微細な和声(ハーモニー)と混和させるには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...無邪気と詩的な放縦(ほうしょう)とパリー的な皮肉との混和したものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...焦慮と剛直とが不思議に混和した一種のファッショ的傾向を帯びる...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...あたかもある化学的反応体が混沌たる混和物の上に働いて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかもいっそう不思議な混和は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただ一瞥(いちべつ)のうちに互いに接し互いに混和すべきものであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...不純な混和剤を作る不注意な化学者のごとくに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あらゆる破片の恐るべき混和...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...或(ある)部分は色彩の濃淡中に混和して分別(ぶんべつ)しがたきものあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ところが暖い水蒸気と冷い空気との混和というような問題になると...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...混和(いりまじ)ッて考えられたりする...
広津柳浪 「今戸心中」
...私共の兄弟五人はドウシテも中津人と一所(いっしょ)に混和(こんか)することが出来ない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...特別蕎麦粉の良質であって風味良い粉の中へ混和物をしてまずくして食べないでも...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...血と紫花(むらさきばな)の汁がうまく混和して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...日本古来の道化戯である散更(サルカウ)と唐の道化戯である散楽との混和したもので...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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