...彼の英語は日本語を混和している...
...この絵は抽象芸術と写実主義が混和されたものだ...
...私たちは文化を混和させることで新しいスタイルを生みだした...
...混和した薬を飲むと危険です...
...彼女の服装は、古典的な要素と現代的なファッションが混和している...
...それより支那に来って支那的要素を混和して...
大隈重信 「日本の文明」
...露国の文明は中古の欧州文明と亜細亜(アジア)の野蛮的文物との混和である...
大隈重信 「日本の文明」
...多くの民族の混和によって日本民族が形づくられたのではない...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...及び香料などを混和して製した飲料...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...幾多の世紀と人種との異様な混和であり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大勢の身心の混和にたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...四つのおもな国語と西欧四大国民の智嚢(ちのう)とが安らかに混和していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一つに混和した二つの魂を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...映画をはじめ種々のものから来る文化混和の結果でもあろうか...
豊島与志雄 「風俗時評」
...世界的混和の方向を取りつつある...
豊島与志雄 「風俗時評」
...不純な混和剤を作る不注意な化学者のごとくに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかしてその色彩には好んで赤と藍とを混和せしめたる極めて明快なる林檎色(りんごいろ)の緑を用ひ文化以前の木板絵に見るが如き色調の美妙を示す所あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...支那の思想は老荘と仏教とを混和した宋以後のものである...
永井荷風 「西瓜」
...ところが暖い水蒸気と冷い空気との混和というような問題になると...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...中国人は西アジアの当時の文明から孤立し低い発展段階にあり中国人と歴史が混和した諸国民とだけ付き合っていた...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...血と紫花(むらさきばな)の汁がうまく混和して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...総てが油然(ゆうぜん)と混和されて...
蘭郁二郎 「魔像」
...日本古来の道化戯である散更(サルカウ)と唐の道化戯である散楽との混和したもので...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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