...『泰西文化』は西洋文化のことを指す...
...あの旅行者は『泰西』が好きで、よくヨーロッパに行く...
...私は『泰西なファッション』に興味がある...
...彼女は『泰西風味の料理』が得意だ...
...今回の展示会は『泰西』をテーマにしている...
...大いにその泰西文明と角逐(かくちく)してその右に出ずるを得べき力を有するとは確信しているけれども...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...泰西(たいせい)諸学士の思想より脱胎(だったい)し来たるもの少なからずといえども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...泰西の文物を研究するに日も尚足らずといふ有樣であつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...大正二年六月稿泰西人の見たる葛飾北斎一日本の芸術家中泰西の鑑賞家によりてその研究批判の精細を極(きわ)めたるもの...
永井荷風 「江戸芸術論」
...さほどに幽玄の空想なきに頻(しきり)に泰西の音楽を説き...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...泰西の詩を見てから後の詩のことを云ふ)余り豊富だと云ふことが出来ない...
中原中也 「詩と其の伝統」
...泰西(たいせい)の画家に至っては...
夏目漱石 「草枕」
...試ニ泰西ヘ往カズトモ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「好古小言」
...憧憬(どうけい)する泰西の劇をその美貌の女優を通して見るという事が...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...泰西の詩人ばかりではなかった...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...専攻斯学願樹功、微躯聊期報国忠、人間万事不如意、一身長在轗軻中、泰西頼見義侠人、憐我衷情傾意待、故国難去幾踟、決然欲遠航西海、一夜風急雨※※、義人溘焉逝不還、忽長隔幽明路、天外伝訃涙潸潸、生前不逢音容絶、胸中鬱勃向誰説、天地茫茫知己無、今対遺影感転切明治二十四年十月遂に上の図篇が第十一集に達し、これを発行した時、私の郷里土佐国佐川町に残してあったわが家(酒造家)の始末をつけねばならぬ事が起ったので、仕方なく右の出版事業をそのまま擲(なげう)っておいて、匆々(そうそう)東京を出発する用意をし、間も無く再び東京へ出て来るから、今度出て来たが最後、大いに矢田部に対抗して奮闘すべく意気込んで国へ帰った...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...二階席――震災後日に/\烈しくなりまさつた泰西文化の理性反省なき模倣の大波濤は此らのいづれをも容赦なく過去の彼方へ奪ひ去つてしまつた...
正岡容 「寄席風流」
...近古受二泰西耶教徒之影響一...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...僕はそれに依つて泰西の文學を知り...
三島霜川 「自傳」
...屡々泰西の戲曲を演じる松井須磨子は...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...泰西諸国(せいようくにぐに)にては...
三宅花圃 「藪の鶯」
...是の如き深刻なる戀愛は泰西的にして東洋的にあらず...
八面樓(宮崎湖処子) 「泉鏡花作『外科室』」
...泰西彫工(たいせいちょうこう)の鏤刻(るこく)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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