...月輪がきれいですね...
...月輪を見ながら散歩するのが好きです...
...そして、低い声で「東方阿(あしゅく)如来、金剛忿怒尊、赤身大力明王、穢迹(えじゃく)忿怒明王、月輪中に、結跏趺坐(けっかふざ)して、円光魏々、悪神を摧滅す...
直木三十五 「南国太平記」
...法然が或時月輪殿(つきのわどの)で叡山の一僧と参り合せたことがあった...
中里介山 「法然行伝」
...法然はそれを煩(うる)さいことに思って九条殿下へ(月輪兼実)参らないように...
中里介山 「法然行伝」
...十九月輪殿北政所(つきのわどののきたのまんどころ)も同じように法然を信じて念仏往生のことを尋ねられたが...
中里介山 「法然行伝」
...或時法然が月輪殿へまいった処...
中里介山 「法然行伝」
...念仏数十遍禅定に入るが如く月輪殿で往生を遂げられた...
中里介山 「法然行伝」
...然し真の月輪満虧には関係せずネルソンは是れを以てハムモンドHammondの曾て信じた「男子月経」 Katamenia masculinaの明証と云へり...
森鴎外 「夢」
...月輪禅定兼実(つきのわぜんじょうかねざね)とは兄弟でもあるので...
吉川英治 「親鸞」
...十二月輪(つきのわ)の里まで送って行くつもりであったが...
吉川英治 「親鸞」
...おつつがなく、牛車(くるま)のうちにおいで遊ばされる」嘘かと疑っているらしく、初めは、そういう性善坊の面(おもて)を睨みつけていたが、やがて、前後の事情をつぶさに訊かされたうえ、姫のために車を与えて、車の側(わき)に歩行しているのは聖光院門跡の範宴であるときかされて、月輪家の人々は、大地へ手をつかえて、「知らぬこととは申せ、無礼の罪、おゆるし下さいませ」「これこそ、あらたかな御仏(みほとけ)の御加護と申すものでございましょう」「館(やかた)のおよろこびもいかばかりか……」「いずれ改めてご挨拶に出向きまする」「ああ、ほっとした」「ありがたい」と、いってもいってもいい足りないような感謝の声をくりかえして、人々は、姫の側近(そばちか)くに集まった...
吉川英治 「親鸞」
...「こよいの客人(まろうど)は、姫の生命(いのち)の親じゃ、粗略がないように」と、月輪の館では、禅閤(ぜんこう)を初め、家族たちや召使の端までが、細かい気くばりをもって、門(かど)を清掃して、待っていた...
吉川英治 「親鸞」
...かんじんな月輪殿が...
吉川英治 「親鸞」
...月輪殿の家来は、「まちがいございませぬ」ふるえながら答えた...
吉川英治 「親鸞」
...月輪殿はもう幾度かここを訪ねているので...
吉川英治 「親鸞」
...ここにおられる月輪殿が...
吉川英治 「親鸞」
...月輪公の聟(むこ)となり...
吉川英治 「親鸞」
...よう参ることができたの」「月輪の老公が...
吉川英治 「親鸞」
...この越後へ来てからすでに四年のあいだの別離となる都の消息を――裏方やお子たちのその後のことどもを――月輪の老公や...
吉川英治 「親鸞」
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