...ようやくにして佐野屋という変梃(へんてこ)な家の二階と決まる...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...その扱ひだけで卵から出るものが決まるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...其の位置が決まることの方がどの樣によい事であつたか...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...わが国の存亡(そんぼう)の決まる日がすぐそこに見えているために...
海野十三 「地軸作戦」
...しかし何ごとも証拠次第で決まる世の中だった...
海野十三 「蠅男」
...この7が□の數字と決まる...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...ちょっとでも行って来なければならぬことに決まるまでに...
徳田秋声 「爛」
...又問題の選択如何によって初めて決まることなのであるから...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...容易に決まるものだと考えているように見える...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...決して全部が大蔵大臣の方針で決まるものではないからである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...こうした一般論では無論決まるものではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...これは与えられた条件で決まる一定の数値に過ぎないとすると...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...跡繼の決まるまでは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すっかり腹が決まるもんだね』『山は来るんだ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...いよいよ私が村を立去ることに決まると...
原民喜 「小さな村」
...法で債権者が決まるまでに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...結婚はただ女王の自由意志で決まるだけであると見ておいでになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...売れるか売れないかで決まるのはいけないと思うようになっていた...
柳田国男 「故郷七十年」
便利!手書き漢字入力検索