...次に九節の「東雲(しののめ)の眼蓋(まぶた)」は東雲の美婦人の起床に譬(たと)えての語である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...八と思える洋装の美婦人が保険会社の外交員岩城文子である...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...小柄で恐しく痩せて蒼白い顔をしているが、非常な美婦人だ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...世界絶無の美婦を与えんと云いしが...
高木敏雄 「比較神話学」
...彼はかの美婦の容姿に迷いて...
高木敏雄 「比較神話学」
...これだけの優雅な典麗な美婦人の純真な恋になぜ太子は面(おもて)を背けていられるのであろうかとつくづくそれを淋しく感ぜずにはいられなかったのであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...いわんや殊にこんな花恥ずかしき美婦人においてをや! そして寡聞(かぶん)にして私は自分がベンゲラ滞在中には...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...いくらあの女が非の打ちどころのない美婦人であるからと云って...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...知るべし汝奪ひたる美婦の夫を何ものと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...美婦は多く悪筆で...
豊島与志雄 「録音集」
...かの美婦の口には君子ももって出走すべし...
中島敦 「弟子」
...かの美婦の謁(えつ)には君子ももって死敗すべし...
中島敦 「弟子」
...後家にして他人へかかる美婦を取らるる心配も入らぬ重宝千万の女だ...
南方熊楠 「十二支考」
...帝釈かかる美婦を仙人などに添わせ置くは気が利かぬと謀叛を起し...
南方熊楠 「十二支考」
...美婦を強辱するのだ(『聊斎志異(りょうさいしい)』四)...
南方熊楠 「十二支考」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...人の夢をも食う貘(ばく)のような一世の美婦人が生れ出て...
吉川英治 「私本太平記」
...左隣に美婦無月の家に七草や悲し菊女を娶(めと)り...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??