...「でも外に考え様がないじゃありませんか」と紋三は明智に本音は吐かせないでは置かぬ意気込みだった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...この勝敗に依って一国の安危が決するという意気込みで...
大隈重信 「選挙人に与う」
...まゆみも光村医学博士夫人となるまでは舞踊家としてたつ位の意気込みであったので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...被害民の意気込みを示したわけで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...雑誌を五十二銭にうる位の決心があるなら編輯者も五十二銭がたの意気込みがないと世間に済みませんよ...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...怨みの百万だら並べ立ててやらなけりゃ腹が癒(い)えないよ」と阿母は煙管(きせる)を叩いて意気込みました...
橘外男 「蒲団」
...こいさんのあの意気込みでは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...琉球までも踏みつぶしてやらねばならぬと意気込みを示した者も大分あったようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...おのおの一方ならぬ意気込みでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...たいへんな意気込みで乗り込むことになった...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...――もっとも本人は佐原屋の身上をお中元に持って行ってしまいそうな意気込みでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八」平次の意気込みは猛烈でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...聞いておくんなさい」「大層な意気込みだね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しばらく筆を絶っておられた探偵小説の方面へも捲土重来の意気込みで執筆されるという噂を聞いていたので...
平林初之輔 「作家としての小酒井博士」
...遠方の田舎へでも旅行するやうな意気込みで出掛けたのだつた...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...「Sebra(セブラ)の意気込みだ...
牧野信一 「南風譜」
...それでもあれが聞きません時は私が責任を負います」などと大臣は最初の意気込みに似ない弱々しい申し出をしたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼のその意気込みから察すると...
横光利一 「頭ならびに腹」
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