...私はすなおにも彼女を突き倒すほどの意気込みで歩きだした...
有島武郎 「フランセスの顔」
...彼は残りの財産を全部投げ出しても惜しくない意気込みでした...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...最初の意気込みが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「今年の抱負」
...自分で一個の社会学のあとを追って行く意気込みでやりたい...
大杉栄 「獄中記」
...こんなことのためには即座に幾らでも投げ出そうという意気込みでふわふわとなっている連中――多くは中年過ぎた外国人――をもって充満しているんだが...
谷譲次 「踊る地平線」
...庄吉の意気込みに...
直木三十五 「南国太平記」
...乗るか反(そ)るかの意気込みも見えないではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等はすわといわば山崎に加勢する身構え気込み充分です...
中里介山 「大菩薩峠」
...義憤を湧かせ来(きた)るという意気込みを如何(いかん)ともすることができないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...スキーで行けば十五分で達するとかいう意気込みであった...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...意気込みもちがっていたし...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...思い詰めた気込みの凄まじさは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰が」ガラッ八の疑いを一挙に粉砕する意気込みで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...思い知らせてやって下さい」お兼は意気込みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今度こそは有無をいわさずに幸田の首根っ子を押えてやろうという大へんな意気込みで...
久生十蘭 「魔都」
...二人はさながら決闘のような意気込みであった...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...それでもあれが聞きません時は私が責任を負います」などと大臣は最初の意気込みに似ない弱々しい申し出をしたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...事あれば宮方へも馳(は)せ参じよう意気込みでおる者とは...
吉川英治 「私本太平記」
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