...全廃さすと云ふ確信があるわけではなくたゞさうした熱心さとか意気込みとかを見せる魂胆かと思はれます...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年六月号)」
...儀作は最初の意気込みにも拘らず...
犬田卯 「荒蕪地」
...出発前に頭へいれてしまう意気込みでなくちゃいかんね...
上田広 「指導物語」
...今日こそはという意気込みで持出した...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...佐伯の急激に高揚した意気込みに圧倒され...
太宰治 「乞食学生」
...と白雲が意気込みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...今に見ろという意気込みに充ち満ちて...
中里介山 「大菩薩峠」
...摸写の画家たちや委員会の方の意気込みでは...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...何でも餅の魔が落ちるまでやるべしという意気込みで無茶苦茶に顔中引っ掻(か)き廻す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...主人の壮(さか)んなるはただ意気込みだけである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いざとなれば暇をやる術(て)もあります」爺やは意気込みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...探索の意気込みも挫(くじ)けたのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あっしも十手捕縄返上だ」八五郎はすっかり意気込みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...抜き差しならぬ言質を掴(つか)もうとする意気込みだけは猛烈です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大奥様が意気込みを感じて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...次郎はまだ今の張りつめた気込みを少しもゆるませないで...
吉川英治 「江戸三国志」
...「やりましょう」「進んで御命を拝します」二人とも非常な意気込みを示した...
吉川英治 「三国志」
...女権拡張論ぐらい唱え出す意気込みがあったかも知れませんが...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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