...毛唐(けとう)の乗ったボートは橋に引掛かり...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...犬だけは雑種までが毛唐臭い顔付をしてけつかるは怪しからん咄だ...
内田魯庵 「犬物語」
...この「毛唐ずれ」のした小野さんと...
谷譲次 「踊る地平線」
...毛唐人(けとうじん)の仲間である...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...横の方へ読んで行く毛唐(けとう)のやつの方が...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛唐(けとう)はあれ以上の軍艦を何百も持っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうしてまた毛唐(けとう)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに毛唐人が五億十万人……全くその通りなんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛唐は日本の国を取りに来た者だとは言うけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...何だってあんな毛唐にだまされて...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛唐にわかってたまるものか...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛唐が勝手な理窟をつけるとのおさげすみはいささか御了見(ごりょうけん)違えかとびた助は心得まする...
中里介山 「大菩薩峠」
...何か毛唐のイカモノの響きだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛唐化せねばならぬ理窟があるか...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛唐人に対して毛ぎらいが甚だしかろうことは...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...みんな私のことを毛唐(けとう)だとおもって珍らしがって見んの...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...毛唐(けとう)の奴等もよく知っとるのう...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...いくら店の為になるったって、毛唐のお客は、たくさんだわ」「…………」うすい髪の毛に、ていねいに櫛の歯をとおしている、脂肪性赤鼻質の彼女の主人の、高瀬理平は、ちらっと、新聞紙から額(ひたい)ごしに彼女をながめたが、また、黙ってしまった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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