...老人の守銭奴が莫大な金貨を死蔵していたが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...死蔵品の復活とやらいう意味で...
太宰治 「斜陽」
...脂肪を皮下に死蔵するのは...
豊島与志雄 「立枯れ」
...死蔵して置くということは一種の罪悪だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...同時にそれが単なる死蔵書ではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...それをそのまま死蔵せしめて置くは...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう小判が日本中にはなくなってしまった――あるにしても三井や鴻(こう)ノ池(いけ)や大大名の金蔵の奥ふかく死蔵されてしまった今日となって...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...そのまま抽斗の中に死蔵(しぞう)されて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...空しくあの猿の古看板を死蔵してゐたものにちがひない...
正岡容 「山の手歳事記」
...それからそれへと見当をつけて金持の死蔵家へ納まるわけだ...
山本笑月 「明治世相百話」
...巨万の財産を死蔵して...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
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