...そこで歴史的に考察するときには宗教に三段階があるが...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...歴史的に聊(いささ)かここに述ぶる必要を感じますのであります...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...そうすればこれまで宗教的民族的また歴史的に東洋人を軽蔑している心も一掃される...
大隈重信 「始業式訓示」
...恐らく知識が歴史的に(原始状態から文化状態へ)推移・展開発展するということを認めない人はいないだろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...そうしなければ知識を社会的に――歴史的に――取り扱うことは出来なくなる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...カント以後の即ち批判を含んでいなければならない処の「将来の形而上学」とを区別しよう(歴史的にカント以後に現われた形而上学が直ちにカントの「将来の形而上学」であるのではない)...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...** 従って歴史的記述は変化し得る――歴史的に――性質を有つ(次を見よ)...
戸坂潤 「科学方法論」
...後々歴史的に展開しなかったようなものの発明や発見は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...媒介なるもの自身が時間的に又やがて歴史的に説明されねばなるまい...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...人間の経験(生活をテストし淘汰する処の)を通じて歴史的に発達した認識の諸成果であって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...こうした概念や範疇を歴史的に受け継ぎ又見出し...
戸坂潤 「思想としての文学」
...を順次に科学的な手続を経て歴史的に模写して行く過程を考えれば...
戸坂潤 「辞典」
...著者は日本教育の伝統を歴史的に叙述することによって(「我が宗教教育の歴史的考察」や「日本教育史に於ける仏教教育」の如き)...
戸坂潤 「読書法」
...歴史的に學問の筋道が通るやうに考へたのである...
内藤湖南 「支那目録學」
...歴史的に形成せられるのでなければならない...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...歴史的に貫之を褒めるならば生も強ち反對にては無之候へども只今の論は歴史的に其人物を評するにあらず...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...何が有意味の事実と考えられるかは歴史的に変化している...
三木清 「哲学入門」
...交渉の仕方には實踐――このものが既に歴史的に多種多樣に規定されてゐる――以外になほ他のもの...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??