...今でも歴々と覚えている...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...これでもこの道のお歴々(れきれき)が使うのだから...
芥川龍之介 「野呂松人形」
...その奴隷たる証拠は歴々とただ今お目にかけます……...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...このようなお歴々が列をつくっているのを見ないことはほとんどない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...お歴々とか称せられている人たちも...
太宰治 「斜陽」
...村始まって以来のお歴々の来訪に眼を廻しながら...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...歴々と私の眼に現はれて見えて来るのを禁(とゞ)めることが出来なかつた...
田山録弥 「ある日」
...かの女の顔にも艱難を経て来たもののみが知ることの出来る恋の満足が歴々(あり/\)と覗かれた...
田山録弥 「山間の旅舎」
...なげき(もが)いた苦悶の子といふことが歴々(あり/\)と解る...
田山録弥 「文壇一夕話」
...清新で可憐な作中の人物や状景が歴々浮き出して来た...
徳田秋聲 「草いきれ」
...甲府の御城内でお歴々のお方を擒(とりこ)にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...歴々と見えるではないか...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...お歴々より先に帰るわけにも行かない」「勤め人はそう言った遠慮もあるだろうな...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...それにこういう賢明な粒よりのお歴々を任用している当局はまことに絶大な賞讃に値するなどと仄(ほの)めかした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...訪問を受けるのが肩身の広いやうなお歴々ばかりなのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...江戸時代にはお歴々の士分といえども十両以上の大金は決して肌にしてはいなかった...
正岡容 「我が圓朝研究」
...歴々(ありあり)と彼の姿が見える...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...「どうした?」「凶兆歴々(きょうちょうれきれき)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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