...お定は村端(むらはづれ)の樋の口といふ水汲場に行つた...
石川啄木 「天鵞絨」
...ともかくすごし居り候今宵は松葉の土手と申すを下りて渡船にのりて月を觀候 なみ/\の旅ならねば落人の身の上いとゞ悲しく候これは殘少き眞間のもみぢに候 處の名とは申ながら※ましく候鬼共の都にて立騷ぎ候姿 目に見えておもひ候やうに眠られず候この先いかゞ成行くべきかみづからも知らず候人のもとへ今日申遣はし候ことあり 其模樣次第にて委しくは可申候十日夜この手紙は齋藤緑雨から樋口一葉に宛てたものである...
伊庭心猿 「緑雨と一葉」
...彼女は樋口と呼ばれて少しも疑う所がないのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...遠くから引いて来た樋からは...
田山録弥 「父親」
...樋田から羅漢寺に来た時には...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...長い樋のなかを水が押しあひへしあひ気ちがひみたいにくるのをみると生きたもののやうに思はれて身の毛がよだつ...
中勘助 「銀の匙」
...草履(ざうり)を穿(は)いて来(き)たんですもの」三千代は寧ろ恨(うら)めしさうに樋から洩(も)る雨点(あまだれ)を眺(なが)めた...
夏目漱石 「それから」
...両樋を攀(よ)じ...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...父君は樋口則義(ひぐちのりよし)...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...ハネ後、銀座かもめへ、東宝の樋口来り、三月はカケ持でやることを話すため、月曜に東宝事務所へ行くことゝする...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...交換女の声で「午前中にこちらの樋口さんが伺ひますから」と言ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昼の部終ると、樋口が来たので、大和へ牛肉水たき食ひに行く、わりに不味くないがうまくもない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...樋口が来り、海軍省から、英国の戴冠式へ行く軍艦足柄に、僕をのせて慰安させ、四月三日出帆の七月帰るといふ話が来てるが何うだといふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...樋口からあはてゝ原案通りにするからと手紙来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...樋口次郎兵衛は老年なので...
山本周五郎 「菊千代抄」
...雨戸の外でチョロチョロと樋(とい)を伝い落ちる雪水の音ばかりになった...
夢野久作 「復讐」
...掛け樋(ひ)が小流れへ落ちている...
吉川英治 「大岡越前」
...掛樋縁で手水(ちょうず)をつかっているところへ...
吉川英治 「私本太平記」
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