...楽々(らくらく)と足を投げ出していた...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...芭蕉はやはり楽々と蕪村に負けぬ効果を収めてゐる...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...如何なる大破壊も如何なる大建設も二十五年間には優に楽々と仕遂げ得られる...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...身軽く楽々と駆けた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...女のお前にそう楽々と解決のつくわけがないじゃないか...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...極楽々々!七時のバスで帰庵...
種田山頭火 「其中日記」
...家中どこにゐても楽々と手を伸し...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...楽々しているから...
夏目漱石 「永日小品」
...ちつとも、楽々となンか、してないわ...
林芙美子 「浮雲」
...私はその寝室に楽々と寝そべった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...楽々とおもてへ漕(こ)ぎ寄せた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...アメリカの家賃で楽々食えると...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...下界で行われているいろんないざこざも楽々と批判することが出来ようけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...さうしたポーズで半日も一日も楽々としてゐられたといふことは...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...せめてこの一月なり自宅(うち)に戻って楽々としていたら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...もうとッくに楽々と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...楽々と鮮やかなストップをするかどうかで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――で物干しから用心のない戸を開けて、こんばんはといいたいくらい、楽々と、二階へはいって来た...
吉川英治 「治郎吉格子」
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