...彼は梯子段(はしごだん)をあがりながら...
田中貢太郎 「女の首」
...甚だしきは梯子段(はしごだん)の中途や...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼の足が一歩々々梯子段を昇(のぼ)って行くほど...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...二階への梯子段の上り口のところで...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...梯子段を上りきって...
豊島与志雄 「反抗」
...便所に向つた梯子段の下に女が五六人「お二階の南京さんにからかつてやりましようと云つて居た...
長塚節 「土浦の川口」
...作の方ではいったん起(た)って梯子段(はしごだん)の傍(そば)まで行って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...広い梯子段を見おろしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梯子段の下に寝ているあっしの身体を跨(また)いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梯子段の下には小僧が二人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出世の梯子段(はしごだん)の一つと思ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二階の梯子段(はしごだん)の下の六畳で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人勘十郎が刺されて居る梯子段の下へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あなたは梯子段を拭いてね...
林芙美子 「新版 放浪記」
...早く梯子段を駈けのぼつて……お化けなんてゐやあしないわよ...
牧野信一 「海棠の家」
...すぐ梯子段の近くにいた岡島八十右衛門が駈け下りてゆく...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...梯子段へよりかかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...梯子段(はしごだん)を降りてきた庄次郎へ...
吉川英治 「松のや露八」
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