例文・使い方一覧でみる「梯子段」の意味

...……そこへ誰か梯子段（はしごだん）を慌（あわただ）しく昇って来たかと思うと... ……そこへ誰か梯子段を慌しく昇って来たかと思うとの読み方
芥川竜之介「歯車」

...そこへ梯子段をミシミシいわせて上って来た下宿の女将（おかみ）が頓狂な声を張りあげた... そこへ梯子段をミシミシいわせて上って来た下宿の女将が頓狂な声を張りあげたの読み方
海野十三「科学者と夜店商人」

...そこに二階に向ってかけられた狭い急勾配（きゅうこうばい）の梯子段（はしごだん）の下に靴をぬぎとばすと... そこに二階に向ってかけられた狭い急勾配の梯子段の下に靴をぬぎとばすとの読み方
海野十三「国際殺人団の崩壊」

...２．彼は錠を閉めたそして今しも怖ろしい話を聞いたばかりの子供が夜の階段を忍び行くやうな同じ名状し難い恐怖の念を抱きつゝ暗い梯子段を昇つて行つた...
關口存男「新獨逸語文法教程解説」

...煙の如く梯子段を下りて消えてなくなりました... 煙の如く梯子段を下りて消えてなくなりましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...あれほど荒っぽく三階の梯子段を踏み鳴らしながら... あれほど荒っぽく三階の梯子段を踏み鳴らしながらの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...与次郎は梯子段（はしごだん）をとんとん上がってきた... 与次郎は梯子段をとんとん上がってきたの読み方
夏目漱石「三四郎」

...その梯子段の下を廻ると... その梯子段の下を廻るとの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...梯子段を逆落しに... 梯子段を逆落しにの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...こまい者は寝とらんかッ！」父は呶鳴（どな）りながら梯子段（はしごだん）を破るようにドンドン降りて行った... こまい者は寝とらんかッ！」父は呶鳴りながら梯子段を破るようにドンドン降りて行ったの読み方
林芙美子「風琴と魚の町」

...梯子段（はしごだん）を上る跫音（あしおと）がして... 梯子段を上る跫音がしての読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...家守りのやうに跫音をひそめて梯子段に忍んだ... 家守りのやうに跫音をひそめて梯子段に忍んだの読み方
牧野信一「真夏の朝のひとゝき」

...梯子段（はしごだん）の下（した）へ！』『それは間違（まちが）つてる』と芋蟲（いもむし）が云（い）ひました... 梯子段の下へ！』『それは間違つてる』と芋蟲が云ひましたの読み方
レウィス、キァロル　Lewis Carroll 丸山英觀訳「愛ちやんの夢物語」

...急な梯子段を上（あが）ると... 急な梯子段を上るとの読み方
水上滝太郎「大阪の宿」

...足音を忍ばせて真暗な梯子段を声のする方へ近寄りました... 足音を忍ばせて真暗な梯子段を声のする方へ近寄りましたの読み方
夢野久作「クチマネ」

...中二階の梯子段（はしごだん）に... 中二階の梯子段にの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...犯人は」「おるらしいです」「一人でよろしいか」「梯子段が狭いから...
吉川英治「旗岡巡査」

...やがて梯子段をのぼって夫婦の寝間へあがって行く... やがて梯子段をのぼって夫婦の寝間へあがって行くの読み方
神西清訳「ムツェンスク郡のマクベス夫人」

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