...王朝の寝殿造のことで栄花か源氏の光景を詠じたものと思はれるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...栄花の中の藤氏の実在人物にはあるかも知れない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...女院の内の栄花(えいが)めかした似非(えせ)幸福から出家なされたものではあるまいかの...
吉川英治 「私本太平記」
...身の栄花が欲しいのか...
吉川英治 「私本太平記」
...このうえの名誉も栄花も俗世の果報(かほう)はみんな彼にやりましょう...
吉川英治 「私本太平記」
...権力(けんりょく)や栄花に妄執(もうしゅう)した貴族心理は...
吉川英治 「随筆 新平家」
...といっても“驕(おご)る平家”とか“一門栄花”とかいわれた春が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...(二六・七・一)*平家物語は、だいたい、平家栄花時代と、義仲や義経の活躍時代と、そして平家衰亡時代との三部に分けて見ることができましょう...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ただ一門の驕児慢臣を作るがための栄花が彼の本志であったわけではありません...
吉川英治 「随筆 新平家」
...華やかなる栄花的謳歌の門と...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そして一ときの栄花というシーンに上ったり蹴落されたりの宿業流転をかえりみるとき...
吉川英治 「随筆 新平家」
...栄花に汲々たる公卿顕官の策動が絶えない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「栄花物語」的な絢爛(けんらん)な世代の反面に...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そして権力や栄花の毒が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...朝廷を栄花の巣にして...
吉川英治 「平の将門」
...栄花の大樹の下草か...
吉川英治 「平の将門」
...そのほか繁昌と権勢をきわめた幾多の栄花の殻に...
吉川英治 「源頼朝」
...二三人づゝ連れてぞ常に来る」(栄花物語...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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