...死の恐怖は吾人の生を生の根柢に驅る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...お前の思想は實に根柢が淺い...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自分も亦屡實行生活に對する憧憬によりて思想生活の根柢を震撼される心持を經驗する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...「空の根柢(こんてい)」となり...
高神覚昇 「般若心経講義」
...この根柢はそれ故自分自身――それが自我であろうとも其の他の事物であろうとも――の根柢であるであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...この関係は相当根柢的なもので...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...其れは知らず/\氏の芸術の根柢をなしてゐるのである...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...我々の個人的自己をその生命の根柢から否定せんとするものでなければならない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...実在の根柢を何処(どこ)までも論理的に考える時...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...何処までも日本文化の根柢を掘り下げて...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...西洋文化の根柢にも体験的なものがあると思う...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...他者がそれの隱れたる深みを自ら啓示することによつて主體も根柢より革まり...
波多野精一 「時と永遠」
...そして社会の組織は割合に堅い根柢を作つて進んで行く...
平出修 「計画」
...語られる哲学の根柢は語られざる哲学にある...
三木清 「語られざる哲学」
...論理学者は論理の根柢(こんてい)に直観があるという...
三木清 「人生論ノート」
...ソレルは階級鬪爭においてマルキシズムの根柢を見る...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...歴史の根柢は社會心理でなく...
三木清 「歴史哲學」
...何等(なんら)の科学的根柢を持たぬ――何等の生命を含まぬ思想位に思っている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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