...彼女は柔弱な体つきで、寒い日にはいつも風邪をひいている...
...この国の柔弱な法律は犯罪者に手ごわい刑罰を与えることができない...
...韓国式柔道は打撃技術を封じて距離を取ることが特徴で、柔弱な相手にも対応できる...
...内面が柔弱な人ほど、優しさや寛大さに溢れていると思う...
...セキュリティ対策が柔弱だと、ハッカーによる攻撃を受けやすくなってしまう...
...世はチャレス第二世の柔弱淫縦腐敗の世となり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...どっちかというと半之丞のような柔弱な人物を好いてはいなかった...
海野十三 「くろがね天狗」
...生来柔弱(にゅうじゃく)な質(たち)の私は...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...精神の遊惰と性格の柔弱とは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...柔弱に陥るものは衰微する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さりとて人(ひと)の臺處(だいどころ)を這(は)ふも柔弱(にうじやく)の身體(からだ)なれば勤(つと)めがたくて...
樋口一葉 「にごりえ」
...子路は至って勇ありしと聞くが周王太子などいずれ柔弱な人なるべきに叱られて服した虎はよほど弱腰の生れだったと見える...
南方熊楠 「十二支考」
...軍士と等しく児女や柔弱な市人をも安心して乗らしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...難あればすなわちその柔弱者を内にして...
南方熊楠 「十二支考」
...どんなに柔弱な心でも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...遊惰柔弱な準備によって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...運命が我々を遊惰柔弱でもなければ退屈でもない世紀に生きさせてくれたことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だからただの同級生は私を柔弱なヤツと思ったかもしれないが...
柳田国男 「故郷七十年」
...あんな柔弱な人物だとは思わなかった」「なにを見たのだ一体」「あろうことかあるまいことか...
吉川英治 「三国志」
...賢才の質だが柔弱だった...
吉川英治 「三国志」
...柔弱な青侍とのみ思っていた十兵衛が...
吉川英治 「新書太閤記」
...「あんな柔弱者なら...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...一見して思わせる程度の柔弱な扮装(いでたち)なのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索