...彼女は柔弱な体つきで、寒い日にはいつも風邪をひいている...
...この国の柔弱な法律は犯罪者に手ごわい刑罰を与えることができない...
...韓国式柔道は打撃技術を封じて距離を取ることが特徴で、柔弱な相手にも対応できる...
...内面が柔弱な人ほど、優しさや寛大さに溢れていると思う...
...セキュリティ対策が柔弱だと、ハッカーによる攻撃を受けやすくなってしまう...
...生来柔弱(にゅうじゃく)な質(たち)の私は...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...柔弱は有害であるとしても寛大は健やかで有益だからである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「お前たちの十九世紀は柔弱だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こう見えても僕は身分が好(い)いんだからね」「だから柔弱(にゅうじゃく)でいけない...
夏目漱石 「二百十日」
...倅は柔弱(にゅうじゃく)な生れで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さりとて人の台処を這ふも柔弱の身体(からだ)なれば勤めがたくて...
樋口一葉 「にごりえ」
...けれども最も柔弱だと言われる学派**においてさえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...柔弱は、戦争以上に、我らを損うこと多し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またエジプト人たちにもおとる柔弱なやつらの間にだって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)わたしはたくさんのこういう柔弱さを習慣に負う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...別にそれ特有の柔弱さをもたらした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...縁辺の手柄を頼(たより)に出世を望み給ひし御身の柔弱より出でし事ぞかし...
夢野久作 「白くれない」
...生来兄重蔵とは打って変って柔弱者でござったが...
吉川英治 「剣難女難」
...偶然だが、玄徳の一文がよくこの奇効を奏したので、城兵の随喜(ずいき)はいうまでもなく、老太守の陶謙はふたたび、「ぜひ自分に代って、徐州侯の封(ほう)を受けてもらいたい、自分には子もあるが、柔弱者で、国家の重任にたえないから――」と、玄徳へ、国譲りを迫った...
吉川英治 「三国志」
...この柔弱漢(にゅうじゃくかん)を!」五孔明がこれほど心から怒ったらしい容子を見たのは...
吉川英治 「三国志」
...およそは柔弱ぞろいならんと存じていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...小胆者や心から柔弱なものはいなかった筈であるが――さすがに信長の前に置かれてこういわれると...
吉川英治 「新書太閤記」
...白面柔弱(にゅうじゃく)でなく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索