...彼女は柔弱な体つきで、寒い日にはいつも風邪をひいている...
...この国の柔弱な法律は犯罪者に手ごわい刑罰を与えることができない...
...韓国式柔道は打撃技術を封じて距離を取ることが特徴で、柔弱な相手にも対応できる...
...内面が柔弱な人ほど、優しさや寛大さに溢れていると思う...
...セキュリティ対策が柔弱だと、ハッカーによる攻撃を受けやすくなってしまう...
...その人は柔弱で鍛錬されておらない...
石原莞爾 「戦争史大観」
...「柔弱家(にうじやくか)」の軛(くびき)に屈するを許し給はず...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...そしてわざと暗い所を択(よ)って縺(もつ)れ合ってゆく柔弱な輩(やから)を見るといきなり横づっぽうの一つも張り飛ばしてやりたいほど癇(かん)がたって...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...柔弱な思想などを好んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しからば文明国にては文明の進歩とともに強力が減退してますます人が柔弱になるかというに...
新渡戸稲造 「自警録」
...其目的彼の如く、其性質此の如くなるを以て、鎌倉滅亡の後に及びては、彼の柔弱にして、決断もなく、智略もなく、唯詩歌管絃にのみ巧みなる婦女子の如き無功の公家原、祈祷をなせし僧侶、及び嬖妾等が、第一に恩賞と高官とを占め、廟堂の上に充満し、諸国の荘園を拝領して、又武夫を補すべき任もなく、武士に給ふべき地もなし...
蜷川新 「天皇」
...柔弱だったという伜の菊次郎に此べて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さりとて人(ひと)の臺處(だいどころ)を這(は)ふも柔弱(にうじやく)の身體(からだ)なれば勤(つと)めがたくて...
樋口一葉 「にごりえ」
...これ東京人士の婦女子に似て柔弱なる所以(ゆえん)なり...
正岡子規 「病牀六尺」
...柔弱であるせいである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)肥沃な土地は人間を柔弱にし豊饒な土地は人心を不毛にすると言って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...度外れに柔弱卑怯な心のしるしである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もとより書齋の文柔弱の徒...
吉川英治 「折々の記」
...ふだんの柔弱を滅却して...
吉川英治 「剣難女難」
...偶然だが、玄徳の一文がよくこの奇効を奏したので、城兵の随喜(ずいき)はいうまでもなく、老太守の陶謙はふたたび、「ぜひ自分に代って、徐州侯の封(ほう)を受けてもらいたい、自分には子もあるが、柔弱者で、国家の重任にたえないから――」と、玄徳へ、国譲りを迫った...
吉川英治 「三国志」
...日ごろは柔弱なと...
吉川英治 「私本太平記」
...蒲柳(ほりゅう)で柔弱(にゅうじゃく)な型ではなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...柔弱者の啓之助は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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