...金甌無欠(きんおうむけつ)の国家の為に某某を殺したと言っているではないか? しかし自由とは我我の行為に何の拘束もないことであり...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...もとより組合員某某等(その氏名は画面の円柱の上に懸けられた紋章の楯の表に書かれてある)各自の気持などは眼中に置くレンブラントではなかった...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...山梨県の某某工場で近年どうやらものになりかかつた作品ださうである...
三好達治 「オルゴール」
...健啖家(けんたんか)の某某(ぼうぼう)二君も避易(へきえき)の様子であつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...其れが為め翁と政府との間に紛紜(ごた/″\)が起つて居るのを某某(ぼうぼう)の名士等が調停に入(はひ)つたと云ふ新聞記事が十日計(ばか)り前に出た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...紐育(ニユウヨオク)の支店で以前荷風君を銀行の客分として部下に使つて居た某某(ぼう/\)二氏は...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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