...霜をも打ち果すかと見えられ候よし...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...身を果すくらいは朝飯前です...
芥川龍之介 「妖婆」
...先生に對する自分の負荷はこの一つの論文で果すことにして...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...生命の向上は思想の変化を結果する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...故主に謁(えつ)して折からのそぼ降る雨の徒々(つれづれ)を慰めつつ改めて宝剣を献じて亡父の志を果す一条の如き...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...この事件の謎を解く鍵の役目を果すものであることを見破ったはずであるが...
海野十三 「四次元漂流」
...すなはち私は有るといふことが結果するのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...(処でこの第三の連関から結果することは...
戸坂潤 「科学論」
...――だがこの現実行動性から結果するジャーナリズムの諸規定は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...こうした能動的な役割を果すとすれば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...運動という概念を結果するということが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...これからの目的を果すことになる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...認識の歴史的発展とそれから結果するこの論理的結論とを媒介するものが認識論というものであった...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...認識の弁証法発達とそこから結果する認識の弁証法的構造との検討である...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...小野田さんは高須さんとの約束を果すため...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...各國家各民族がそれぞれの歴史的地盤に於て何處までも世界史的使命を果すことによつて...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...(略)本来からいえばブルジョアジーの果すべき義務であるべきもの」であるとしたエンゲルスの理論の正当さは...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...か弱き身であるならば用を果すことが出来ぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??