...二余がやどりたる東雲館は...
大町桂月 「妙義山の五日」
...第六章 花春の東雲(しののめ)のふるえる薄明に...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...この東雲という人は非常な師匠思い……したがって正直律義(りちぎ)であり...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...藤次郎の藤を東(ひがし)に通わせて、今後東雲と名乗ったがよかろう」とのことに、東雲はよろこび、なお、言葉を亜(つ)ぎ、「お言葉に甘えるようでございますが、おついでに、師匠の姓の一字をもお貰い致したい...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...東雲師はまだその頃は独身であった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...かねて知人である仏師東雲へこの話しをしたら...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...師匠東雲師のように既に一家を成して東京でも一...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...師匠東雲師の店においても従前とはよほど仕事の数が減って参りまして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...右ようなわけにて師匠東雲師の跡はまずよろしき方で残っているわけであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...東雲きたる前の蒼白い瞬間にベアトリスは身をかがめ...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...東雲の胸も鎮まりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お願い致しましょう」東雲は惜しいところで負けたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここへ来て東雲に打込むようになったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前は折を狙つて『東雲(しのゝめ)』の耳に水を入れ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近頃手に入れた「東雲(しののめ)」という名馬...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ほととぎす東雲時(しののめどき)の乱声(らんじやう)に湖水は白き波立つらしもこれも赤城山頂の大沼などを想像しての作であらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...東雲(しののめ)の頃から...
吉川英治 「三国志」
...程なく私は當時東雲堂の若主人西村小徑(いまの陽吉)君と一緒に雜誌『創作』を發行することになり...
若山牧水 「樹木とその葉」
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