...東雲(しののめ)の光が白々と宿つて居た...
石川啄木 「葬列」
...東雲(しののめ)のあけて行(ゆ)く...
泉鏡花 「悪獣篇」
...東雲(しののめ)の朝帰りに...
泉鏡花 「薄紅梅」
...東雲遙かに太陽の光を認めた時第二の太鼓は鳴つた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...東雲師は元奥村藤次郎といった人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...東雲師が仏の能(よ)く出来るのへ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それで東雲師は、俺の家へお若を伴(つ)れて来て置け、何んとか世話をしてやろうなどいっていられるのを私は知っておりましたが、何んとなく、こうした境遇に落ちて来たお若の身の上が気の毒に思われてなりませんでした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...師匠東雲師の住居は駒形にあったが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...東雲師没後の彫刻に一層好評を得るよう心掛けました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その人は私の師匠東雲師を知っている人であった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...かねて知人である仏師東雲へこの話しをしたら...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...団子でもこねていろ」これは高橋鳳雲が時々私の師匠東雲にいって聞かせた言葉だそうであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...右ようなわけにて師匠東雲師の跡はまずよろしき方で残っているわけであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これは東雲師の彫った大黒の御利益(ごりやく)だといって三枝家の親類の人たちは目出たがって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この人は東雲が亡くなってから父を師匠代りにして西町によく来ていた...
高村光太郎 「回想録」
...頬冠(ほおかむり)の人肌寒(はださむ)げに懐手(ふところで)して三々五々河岸通(かしどおり)の格子外(こうしそと)を徘徊(はいかい)する引四時過(ひけよつすぎ)の寂しさか(『絵本江戸土産』巻六)然らずば仲之町(なかのちょう)の木戸口(きどぐち)はあたかも山間の関所(せきしょ)の如く見ゆる早朝の光景(江戸百景の中(うち)廓中東雲(しののめ))なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
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野口雨情 「枯草」
...大阪東雲(しののめ)新聞社の聘に応じて西下する途次...
森鴎外 「渋江抽斎」
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