...ナポレオンの巧妙なる作戦は良くこれを撃破したが一方スペインを未解決のまま放任せざるを得ない事となり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...未解決のまま残されている謎なのです...
海野十三 「壊れたバリコン」
...事件は遂に未解決のまま終るのではないかとさえ思われました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...ものごとを未解決のままで神の裁断にまかせることを嫌う...
太宰治 「もの思う葦」
...発火の原因となるべき化学的物理学的現象の研究だけでもたくさんの問題が未解決のまま残されている...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...事件は未解決のまま残されるわけである...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...カラタール氏等を載せた臨時列車の紛失事件が未解決のままに...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...しかも日露國境問題も未解決のままであり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...凡ては未解決のまま単に通り越されたのみだった...
豊島与志雄 「子を奪う」
...まだ未解決のままなんだ...
豊島与志雄 「白日夢」
...未解決のまま止るの外はなかった...
豊島与志雄 「理想の女」
...三上対船長との未解決のままの問題との方へばかり向いていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...未解決のまま利七の骨箱を抱いて九月四日に津港(つみなと)から長崎行の便船に乗込んだ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...当然未解決のまま息苦しくおかれていた思想の諸課題を...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...私はこの夏寒むは未解決のままでいいの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたくしは姑(しばら)く未解決のままに此疑問を保留して置く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...事件全体が五里霧中の未解決のままになっているのです...
夢野久作 「復讐」
...なおまだ未解決のままつねに不気味な不安のナゾとなっているからだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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