...彼の話はいつも月並調でつまらない...
...この広告には月並調のキャッチコピーが並んでいる...
...会議のプレゼンテーションはあまりにも月並調で深みがない...
...彼女の書く小説は月並調のロマンス作品が多い...
...私は月並調の言葉で感謝の気持ちを伝えた...
...俗気十分にして月並調の本色(ほんしょく)を現はせり...
正岡子規 「俳諧大要」
...例へば俳諧の堂に入りたる人往々にして月並調の句を賞し...
正岡子規 「俳諧大要」
...所々に月並調の分子を孕(はら)んで居る...
正岡子規 「病牀六尺」
...極端な月並調ばかりの句を見て居てかやうな句を不注意に見過す人が多いが...
正岡子規 「病牀六尺」
...(四月二十一日)自分の俳句が月並調に落ちては居ぬかと自分で疑はるるが何としてよきものかと問ふ人あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...鶯や婿(むこ)に来にける子の一間(ひとま)太祇(たいぎ)は月並調に非ずやと...
正岡子規 「墨汁一滴」
...初午(はつうま)はおのれが遊ぶ子守かな 挿雲の句は月並調に陥り居らずやと...
正岡子規 「墨汁一滴」
...以上の句人のも自分のも余は月並調に非ずと思ふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...二日灸(ふつかきゅう)和尚固(もと)より灸の得手 碧梧桐草餅や子を世話になる人のもと 挿雲手料理の大きなる皿や洗ひ鯉 失名など月並調に近きやう覚ゆ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...古人の句にても七草や余所(よそ)の聞えも余り下手 太祇七草や腕の利(き)きたる博奕打(ばくちうち)同帰り来る夫のむせぶ蚊遣(かやり)かな 同など月並調なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...芭蕉(ばしょう)の春もやゝけしきとゝのふ月と梅 芭蕪なども時代の上よりいへば月並調の一語を以て評し去ること気の毒なれど今日より見れば無論月並的の句なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...もと月並調といふ語は一時便宜のため用ゐし語にて...
正岡子規 「墨汁一滴」
...前の「山吹や何がさはつて」の句をその山吹を改めて夕桜何がさはつて散りはじめとなさば月並調となるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...こは言葉遣ひの如何によりて月並調になりもしまたならずにも済むなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...少し変な句を月並調かと思ふ人多けれどそは誤なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...手料理の大きなる皿や洗ひ鯉(ごい)の句には理窟めきたる言ひ廻しもなきに何故に月並調なるか...
正岡子規 「墨汁一滴」
...月並調にあらずや...
正岡子規 「墨汁一滴」
...桜の句も銭金を湯水につかふ松の内とでもなさば月並調となるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
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