...そこで身体を腹面の方に曲げると...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...腰を曲げるようにして出たが...
泉鏡花 「婦系図」
...彼は足を曲げるのが非常に困難らしく...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...笑う時にちょっと口を曲げるところから理智的に輝いている眼...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...二本しか同時に曲げることはできないのですから...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...強ひて捩(ね)ぢ曲げるやうに笑顔を作つた...
薄田泣菫 「茶話」
...最後にS氏も顔をへし曲げるやうにしてお附合ひに少し笑つた...
薄田泣菫 「茶話」
...それこそ眉をはね上げ口を曲げる結果になつて...
太宰治 「津軽」
...ただし下手(へた)におだてるとツムジを曲げる春琴であるから必ずしも周囲の仕向けに乗せられたのではないかも知れぬさすがに彼女もこの時に至って佐助を憎(にく)からず思うようになり心の奥底に春水の湧(わ)き出づるものがあったのかも知れぬ...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...お上の御法を曲げるわけには相成らぬ」「それでもせっかくお江戸からここまで来たものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ドッチへ曲げるだっけかなア」横に一本書いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...その空気の流れのむらが光を折り曲げるために生ずる現象であることは...
中谷宇吉郎 「「茶碗の湯」のことなど」
...幽霊が宙に身体をねじ曲げると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...潮くさい身体をやたらに折り曲げるのであった...
本庄陸男 「白い壁」
...雌鷄がキメて(臍を曲げる意味)玉子を生まなくなると...
水野仙子 「白い雌鷄の行方」
...大将はからだを曲げるくらい一生けん命に号令をかけました...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...貧と失敗とに甘んじてその努力を曲げることのなかった彼の信念について景慕の情を禁ずることができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...折り曲げるように捻(ね)じ伏せた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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