...彼の暴慢な態度には呆れた...
...彼女は彼の言動に対して暴慢だと感じた...
...暴慢な人物とは付き合いたくない...
...その会社の暴慢な対応に不信感を抱いた...
...暴慢な態度は周りの人たちから嫌われる...
...平凡な者が彼の暴慢と自恣とに報いるに反抗と復讐とを以つてするは當然に過ぎる程の當然事である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...飽くことを知らない暴慢と残虐とが蔓(はび)こる...
大杉栄 「奴隷根性論」
...顔を輝かしながら最も暴慢な批評を述べたてた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それでも、その情熱は、その暴慢な力は、彼女のうちにある...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これらの人は本心から薩長あたりの暴慢(ぼうまん)をにくんで...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかにしてこの暴慢なる道庵を退治すべきかに肝胆(かんたん)を砕きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...暴慢なる露人だの...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...いずれも天を恐れない暴慢極(きわ)まるもののみでした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...暴慢(ぼうまん)な悪風を掃蕩(そうとう)するにあると思います...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...町奴(まちやっこ)や男達(おとこだて)の仕業じゃありませんか」「それも考えられないことはないが――」武家の暴慢(ぼうまん)と無道に対して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかにも暴慢で尊大で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「無論男の笑いだろうな」「皮肉で暴慢で...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...それは暴慢で虚無的で...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...冷血動物のような細君の暴慢な態度を叱りもせず...
山本周五郎 「季節のない街」
...ずにのると暴慢無礼なことを申す...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「あの非常識にして暴慢...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...暴慢な國々と世紀の戰ひに臨むとも...
吉川英治 「折々の記」
...けれど師直がそう言ったと、まことしやかに伝えられ、師直の暴慢不遜、すえも思いやられると、その蔭口には、聞くにたえぬものがある...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索