...旅館の客舎が広くて快適だった...
...山荘の客舎での夜は静かで落ち着く...
...本館よりも客舎の方が料金が安い場合がある...
...家族で客舎に宿泊するのも楽しい...
...客舎の窓からは美しい景色が見えた...
...うす暗い客舎(はたご)の片すみで...
芥川龍之介 「仙人」
...あたかも客舎のごとし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...このインドの旅中に筆を染め諸方の客舎に稿を続けて...
岡倉由三郎 「茶の本」
...軽塵を(うるお)す客舎青々...
直木三十五 「南国太平記」
...やがてわれは里昂の銀行を辞職し巴里に入りて拉甸区(ラテンく)の一客舎(きゃくしゃ)に投宿したり...
永井荷風 「書かでもの記」
...」それから女は郡司に客舎の方へ伴(つ)れて往かれた...
堀辰雄 「曠野」
...昭和十五年十二月十四日大分県別府の温泉客舎にて記す...
牧野富太郎 「植物記」
...誰かはこれを指して客舎という...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...身は今旅の旅に在(あ)りながら風雲の念(おも)いなお已(や)み難く頻(しき)りに道祖神にさわがされて霖雨(りんう)の晴間をうかがい草鞋(わらじ)よ脚半(きゃはん)よと身をつくろいつつ一個の袱包(ふくさ)を浮世のかたみに担(にの)うて飄然(ひょうぜん)と大磯の客舎を出でたる後は天下は股の下杖一本が命なり...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...而して賓客舎人の後宮に出入する者を禁ぜざらしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...霞亭は送つて京の客舎に至つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...客舎は医師を遇することが甚(はなはだ)薄かつたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...関羽の客舎をひそやかに遠巻きにした...
吉川英治 「三国志」
...客舎をつつんでいた枯れ柴や焔硝はいちどに爆発し...
吉川英治 「三国志」
...彼の客舎へ贈り物として果物(くだもの)を届け...
吉川英治 「三国志」
...客舎の主人から莫大な賄賂(わいろ)を相府の吏員に贈ると...
吉川英治 「三国志」
...客廊を渡って客舎の棟(むね)へひきしりぞく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...客舎の自房へ帰って来てからも言っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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