...しばらく気の晴れる思いだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...気分が晴れる感じがする...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...降るのでも晴れるのでもない入梅前の天候が鬱陶(うっとう)しく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...晴れるにきまつてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...――曇ると梅雨らしいが、晴れると炎天だ...
種田山頭火 「旅日記」
...また晴天には現われず「晴れては曇り曇っては晴れる...
寺田寅彦 「怪異考」
...その嫌疑が造作もなく晴れるようではこの「与太者(よたもの)ユーモレスク...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...そうそう正直に冤(むじつ)の晴れるのを待ってもいられまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...打ってお心が晴れるなら...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「おさんだいしよさま」
...これでお島が「疾風」の仲間だという疑いは晴れるわけですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...晴れるまで此処に頑張って...
堀辰雄 「晩夏」
...天気が晴れると菊の匂いはひとしおすがすがしくていい心持ですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やがては身は晴れるだらうさ...
三好十郎 「おスミの持参金」
...車中の者は身を縮めて晴れるのを待つばかり...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...病妻の心も晴れるであろうと思ったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...霞(かすみ)の晴れるまに大門(だいもん)峠を越え...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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