...どうしてあの目前の生活の破壊にのみ囲まれて晏如(あんじょ)たることが出来よう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...人間は果して晏如(あんじょ)としていることが出来るだろうか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...それがこのまま晏如(あんじょ)として何時(いつ)までも英国の節度に服して行くのであろうか...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...いかなる場合にも心の何処かに晏如たるものがあるから...
谷崎潤一郎 「純粋に「日本的」な「鏡花世界」」
...今日の改革熱も亦決して晏如として見ているわけに行かない筈だ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...友の世話になってるという考えに晏如(あんじょ)たることができなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わたくしは旧習に晏如(あんじょ)としている人たちに対する軽い羨望(せんぼう)嫉妬(しっと)をさえ感じないわけには行かなかった...
永井荷風 「草紅葉」
...秩序)晏如と身を置いてゐる氣易さ...
中島敦 「かめれおん日記」
...その恐るべき全重量は、晏如として、あの沓石の上に坐しているからだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...晏如(あんじょ)として筆硯を呵(か)するの勇気あるは...
夏目漱石 「野分」
...いつでもその貧しい友人の中に晏如(あんじょ)として暮しているシューベルトだったのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...家族から縄付を出して晏如(あんじょ)としていられる道理はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...曹操のもとに晏如(あんじょ)と留まっておるものではござらん...
吉川英治 「三国志」
...今を晏如(あんじょ)として過ごしていたら...
吉川英治 「三国志」
...それに晏如(あんじょ)としてはいなかった...
吉川英治 「三国志」
...官界の堕落腐敗のなかに長く晏如(あんじょ)としていられるあなたでもないことは知れきっていると思ったからだが……」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これは晏如(あんじょ)たり得ない...
吉川英治 「平の将門」
...無くば則ち無きにまかせて晏如(あんじよ)たり...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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