...春宮(しゅんきゅう)の中からぬけ出したような...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...春宮は元来東宮のことなり...
芥川龍之介 「念仁波念遠入礼帖」
...清盛の女が腹に生れし春宮(とうぐう)の今年(ことし)僅に三歳なるに御位を讓らせ給ふ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...借りてきた衣紋(えもん)竹へ自らその羽織を裏返しにして掛けたら何とその羽織の裏一面が巧緻な春宮秘戯図! ために...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...春宮秘戯図といえば...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...金葉集にも秋隔一夜(あきひとよをへだつ)といへる事をよめる 中納言顕隆みそきするみきはに風の涼しきは一夜をこめて秋やきぬらん百首歌の中に秋立心をよめる 春宮大夫公実とことはにふく夕くれの風なれと秋たつ日こそ涼しかりけれの外に水風暮涼といへる事をよめる 源俊頼朝臣風ふけは蓮(はす)の浮葉(うきは)に玉こえて涼しくなりぬひくらしの声といふ夏の歌を載せたり...
正岡子規 「すゞし」
...大同の末春宮(とうぐう)に坐し世人蹲踞太子と申したてまつる...
南方熊楠 「十二支考」
...下諏訪春宮(はるみや)に詣り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春宮(とうぐう)...
吉川英治 「折々の記」
...春宮(とうぐう)ノ大夫公宗(きんむね)...
吉川英治 「私本太平記」
...春宮大夫(とうぐうのだいぶ)範光という人から来た手紙の反古裏に書いたものである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...春宮(とうぐう)...
吉川英治 「天皇と競馬」
...それが「前坊(ぜんぼう)の北の方」(なくなられた前の春宮の北の方...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??