...モーゼスは敢然として病者の介抱救護に当り...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...敢然として一つの徳心を果さんとする場合の人間は...
高田保 「貸家を探す話」
...それで哲学者は敢然として「真理」のために奮起するのかと思えば決してそうではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...グリゴリイが全力をあげて主人のために敢然として立ったのは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...終わりになると彼女はいつも敢然として...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...而も彼は常に敢然として不運と戦っていく...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...敢然としてこういい切るのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...相手はなんであろうとぼくは敢然として挑戦に応ずるよ」照国の誠一は...
野村胡堂 「九つの鍵」
...敢然として立った江戸の町奴...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...敢然として立つた江戸の町奴...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...敢然として断わるのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんな良い人はありません」お夏は敢然として顔を振りあげるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...敢然として儀十に先んじ茂兵衛にかかる)茂兵衛 (押え付けて顔をみる)お前はこの中では少しマシだ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...敢然として死に面した者も尠くなかった...
牧逸馬 「運命のSOS」
...敢然として難詰している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...僕等はそれを敢然として拒絶しなければならぬことが多い...
山中貞雄 「気まま者の日記」
...学術のためとか人類文化のためとかいう名の下に敢然として非人道的な研究を断行して来たものらしい...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いかなる外交の秘策も敢然として行いきる...
吉川英治 「新書太閤記」
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