例文・使い方一覧でみる「支那人」の意味
スポンサーリンク...僕はこの頃漫然と兪（ゆゑつ）の「右台仙館筆記（うたいせんくわんひつき）」を読んでゐるうちにかう云ふ俗伝は支那人の中にもあつたと云ふことを発見した... 
芥川龍之介 「鴉片」
...従つて鴉片の煙の匂は清朝の支那人は暫く問はず...
芥川龍之介 「鴉片」
...実際支那人のいったように「変らざる者よりして之を観れば」何ごとも変らないのに違いない...
芥川龍之介 「本所両国」
...支那人（チャンチャン）の金満が流丸（ながれだま）を啖（くら）って路傍（みちばた）に僵（たお）れていたのを...
泉鏡花 「海城発電」
...其上（それに）まだ親切に支那人（チャンチャン）の看護をしてな...
泉鏡花 「海城発電」
...支那人の着ている服はどういうぐあいにつくられているのであろうかと思い...
上村松園 「余齢初旅」
...支那人の機嫌をとらむとする小刀細工あるは...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...社會の老ひて居るだけ支那人は形式をことのほかに尊重し...
橘樸 「支那を識るの途」
...支那人で明治十三四年の頃からして明治十七八年頃まで東京の支那の公使館に來て居つた男で...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...支那人との交際も多くなり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...閑（ひま）があると折々支那人の詩集を読んでいる...
夏目漱石 「それから」
...支那人は奇として記録したのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...どこに隠しているかわかりませんが……支那人の中には魔法使いみたような奴が多いのですからね...
夢野久作 「狂人は笑う」
...支那人は又ニヤリと笑ってあたりを見まわしましたが...
夢野久作 「クチマネ」
...支那人の顔を思い出した...
横光利一 「上海」
...その一帯の沈黙の底からどことも知れず流れる支那人の靴音だけが...
横光利一 「上海」
...支那人（シノワア）と云はれるよりか余程（よほど）気持がいい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...青年支那人の教育ある者が自主権の回復に目覚めてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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