...躍起になってあちこち照会した末...
谷譲次 「踊る地平線」
...カタリナが躍起になって反対しているらしいのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...なんて珍しいはなしでしょう! (躍起になって)よくもまあ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...躍起になって自分のことを思い出させようとかかってきて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...どちらにしたって同じことだと言っていました」とアリョーシャは躍起になって叫んだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...当局の方では躍起になって...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...僕の跡を躍起になって追い廻す――捕まるはずがあるものか...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...躍起になって無意味な目的に駆りたてて行く例もすくない...
久生十蘭 「新西遊記」
...関東筋でも躍起になって探りを入れたんだが...
久生十蘭 「魔都」
...躍起になって扉口の椅子を奪いあった方たちさえありましたわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼は躍起になってぼやいたが...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...躍起になって証拠を捜しています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...女将セレスティンは躍起になって...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...躍起になって憤慨するか...
矢田津世子 「女心拾遺」
...もう躍起になって...
吉川英治 「三国志」
...だから番附に勘亭で刷ってある「御世泰平鼓腹御免」なんていう文字をみると、躍起になって、癪(しゃく)にさわってこんな番附が当てになるもんけえ――と言いたくなる...
吉川英治 「醤油仏」
...「――仙洞(せんとう)のご帰還までに」と、最初のうちは、躍起になって、焦心(あせ)ったのである...
吉川英治 「親鸞」
...影なき密猟者の捜索に躍起になっているが...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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