...躍起になってあちこち照会した末...
谷譲次 「踊る地平線」
...カタリナが躍起になって反対しているらしいのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どこへゆくんです?」お宮は躍起になって後から走って来る様子である...
近松秋江 「うつり香」
...躍起になってロボットを注文してくるのです...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...どちらにしたって同じことだと言っていました」とアリョーシャは躍起になって叫んだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...拙者の勝ちでござる」仏頂寺が躍起になって怒るのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...食糧増産に躍起になって...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...躍起になって無意味な目的に駆りたてて行く例もすくない...
久生十蘭 「新西遊記」
...躍起になっていたが...
火野葦平 「花と龍」
...躍起になって扉口の椅子を奪いあった方たちさえありましたわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その真意を明らかにしようと躍起になって考えてみたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今頃躍起になって追っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...学生がかわいそうだと躍起になって反対したので...
柳田国男 「故郷七十年」
...もう躍起になって...
吉川英治 「三国志」
...躍起になって考えた...
吉川英治 「三国志」
...だから番附に勘亭で刷ってある「御世泰平鼓腹御免」なんていう文字をみると、躍起になって、癪(しゃく)にさわってこんな番附が当てになるもんけえ――と言いたくなる...
吉川英治 「醤油仏」
...なんとしてでも、吉野太夫は、こちらの座敷に植えてながめねば納まらぬぞ」紹由老人は、躍起になって、唇の乾きを舐(な)め始めた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...影なき密猟者の捜索に躍起になっているが...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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