...(尚又我等の信頼するホツプ夫人に対する報酬は嘗て夫人が女優たりし時の日当に従ひて支弁したり...
芥川龍之介 「河童」
...寺院の歳入不足の節はこの資金より支弁する法あり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...信徒の寄付より支弁せるもの一千三百二十三万八千百八十四円...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...神戸へ帰着してから出迎えの野枝や児供と共に一等寝台車で東京へ帰った汽車賃は大杉の自由行動を防止して同志から遮断(しゃだん)する必要上官憲が支弁したのである...
内田魯庵 「最後の大杉」
...みんなこのなかから支弁する事になつてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...ゲルマン国の国債は一五億万ドルにて六七五〇万ドルの利息を支弁せり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...近世の戦争においては火器の莫大なる費用あるがためによくこの費用を支弁するを得たる国民に便益を与えたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...それから土州長州両軍の滞在費は総て我藩で支弁せねばならぬ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そうして残りの五十円がちょうどこの度の費用を支弁したのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...これを別途に支弁するからが...
夏目漱石 「創作家の態度」
...その生活費を支弁してやったこともある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...それがためにそれによって支弁さるべき儀式を見合わせられるので...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...われ/\プロレタリアートの汗のしづくによって積み上げられた国費をもって支弁せしめられている以上...
槇村浩 「我々は牢獄で何をなすべきか」
...氏子みな入費を支弁し...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...その中でとくに酒の価を支弁した一人が...
柳田国男 「木綿以前の事」
...一戸や二戸でそんなものを支弁しても...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...他国の土地及び労働に対する租税によって支弁されるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...その全戦費は年々徴収される租税によって支弁されなければならぬか...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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