...今度は擔がれたのではないかと疑ひ出した...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...パトロクロスの屍(なきがら)を同僚まなかに擔ひ行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかし一世庄太夫にして「和蘭全躯内外分合圖」(これは孫二代仁太夫によつて出版されたが)の著書があるのにみても私は板澤説に加擔したい...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...丹波の國のなんぞは是は天照大神を方々の國を擔いで歩いた時に...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...又は國が債務を負擔するには...
日本国 「日本國憲法」
...あの吊臺(つりだい)を擔いで谷中へ行つた人足の名前が此處にはないやうだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...双手を掛けて擔ぎ上げました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...空駕籠を擔いだ二人の人足に逢ひましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...猶更その負擔と欠伸は早く來る...
長谷川時雨 「こんな二人」
...汽船へ擔ぎこんで來たんだつていふの...
長谷川時雨 「夏の夜」
...それらの内容が自己性と他者性との相異なつた意味と任務とを擔ふ...
波多野精一 「時と永遠」
...要するに種類如何を問はず活動が文化的主體の自己實現といふ性格を擔ふ以上...
波多野精一 「時と永遠」
...英國の不正の苛擔から印度を解放するに違ひない...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...何故なら今や商品の構造は社會的存在一般の對象性の原型として普遍的意味を擔ふことにまで到達したからである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それでも爭(あらそ)はれぬ證擔(しようこ)は...
三島霜川 「平民の娘」
...しまひには如何(どう)とかして擔ぎ上(あ)げたと聞いた...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...擔ぎ返すまでの事と...
吉川英治 「折々の記」
...裾野を天幕を擔(かつ)いで...
若山牧水 「樹木とその葉」
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