...彼の擔いで居る男に蹴倒されたのだ...
石川啄木 「葬列」
...信吾は好んで其(そんな)問題を擔(かつ)ぎ出し...
石川啄木 「鳥影」
...同じ哀れを身に擔(にな)うて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...華麗の武具の横はる兵車奪ひて轅取り牽き歸らんか? 高く背に擔ひて運び歸らんか? 505トレーイケスの軍勢の更に多くを屠らんか?これらを胸にさま/″\に思へる時にアテーネー...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其所へ又一人鍬を擔いで田甫からあがつて來たものがある...
長塚節 「芋掘り」
...其(そ)の晩(ばん)の料理(れうり)に使(つか)ふ醤油(しやうゆ)が要(い)るので兩方(りやうはう)を兼(か)ねて亭主(ていしゆ)は晝餐休(ひるやす)みの時刻(じこく)に天秤(てんびん)擔(かつ)いで鬼怒川(きぬがは)を渡(わた)つた...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は唐鍬(たうぐは)を擔(かつ)いで必(かなら)ず開墾地(かいこんち)へ出(で)たのである...
長塚節 「土」
...又は國が債務を負擔するには...
日本国 「新憲法の解説」
...八五郎はヒヨイと十手を擔(かつ)ぎました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さては擔(かつ)がれたかな」平次は首を捻(ひね)つてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...擔ぎ込んで來たつて? 一體どれくらゐなのなの...
長谷川時雨 「夏の夜」
...神の働きは質料と形相との間を往來する自己實現・自己表現從つて活動の性格の擔ふ...
波多野精一 「時と永遠」
...加擔人(かたうど)は車屋の丑に元結よりの文(ぶん)...
樋口一葉 「たけくらべ」
...よつちよいよつちよいと擔ぎ出す...
樋口一葉 「にごりえ」
...然るに我々はさきに存在の根據の意味をもつ事實がその否定的契機として自然的なものを含み、無の性格を擔ひ、これに對し存在が形式もしくは範疇に現はれたものであると語つた...
三木清 「歴史哲學」
...もう一人の男と馬子とが擔ぎあげる天秤棒を通した秤の目を取つてゐる...
水野仙子 「白い雌鷄の行方」
...投書家相手の雜誌に擔がれて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...遠い道のりを擔いできた肩の荷物をそこに下ろして並木の蔭に憩ふ旅人のやうに...
三好達治 「霾」
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