...* * *外の摸様はもうよほど黎明らしくなっている...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...にほやかな摸様のやうになつてゐる...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...神楽堂の上には背の高くくねった松が空に自分の影を摸様の如くに押して居るのが一寸(ちょっと)面白い...
伊藤左千夫 「八幡の森」
...言葉の言廻し脚色の摸様によりて此偶然の形の中に明白に自然の意を写し出さんこと...
二葉亭四迷 「小説総論」
...空の摸様も変にかはつて来ました...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...家がそんな摸様(もやう)になつてゐて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...時田が美吉屋の家宅の摸様を書いたものを一同に見せ...
森鴎外 「大塩平八郎」
...その薪を兼ねて煖炉の中に積み上げてある薪の山に近寄せると、部屋中の摸様が、今までとはまるで変つて来る...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...河竹新七作網摸様燈籠菊桐(あみもようとうろのきくきり)が興行せられた...
森鴎外 「細木香以」
...当時の法廷の摸様は...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...お前の上に美しく鏤(ちりば)めてある、種々の絵摸様を、飲む人の務(つとめ)として、詩の句で説き明かしてさて一口に中の酒を飲み干したものだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...太田さんは印行本の扉の枠とペエジの頭にある摸様とをかいて下すった...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
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