...序文に揚げましたる文献に名の出てゐるアッカーマン氏は...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...馬の力でうごかされる鉄鉤(てつかぎ)と滑車と捲揚げ機とによってそれだけの粉の樽(たる)でもあるかのようにあぶなげなく山に積みあげられ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...昨夜の殿下の御動静、二つ三つばかり質問をして、切り揚げる...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...兄や嫂が階下へ引揚げて行ってしまった後であった...
橘外男 「逗子物語」
...かまわねえからこっちから縁を切ってさっさと引き揚げてしまおうかと...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...それが徳川期に於て特に典型的に色揚げされ又は出揃ったものでなくてはならぬ...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...そうして今まで近島にいた軍隊は三津浜まで引揚げた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...殷々(いんいん)たる鐘の声が奮闘勇躍の気勢を揚げさせたことを説いていない...
永井荷風 「鐘の声」
...旗揚げの金主となり...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿馬鹿しいにも程がある」「どうぞ」健一を尻目に秘書を促して荒々しく引揚げました...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...「ここで落ち合うのは申刻(ななつ)半(午後五時)出雲屋さんが敵名乗を揚げて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其處からあまり遠くない東海坊の堂まで引揚げさせました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次はさっさと自分の家へ引揚げてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...引揚げは一緒でした」こんな事を言ふのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かまぼこ屋の天ぷら(実はサツマ揚げ)を出させる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...をりをり悲鳴を揚げる聲が洩れて傍近く住む人の夢を破つた...
水野仙子 「女」
...その皮で前の肉を包むとコロッケのような形になりますからメリケン粉をつけて玉子の黄身へくるんでパン粉をつけてそれをサラダ油で揚げて出します...
村井弦斎 「食道楽」
...深海の怪魚を陸に揚げて見たように...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??