...あなた様のお姿を描(か)き上げました...
芥川龍之介 「わが散文詩」
...どうしても絵が描きたく...
上村松園 「想い出」
...……(描く句、述べる句、うたふ句)(説く句、叫ぶ句、呟く句)八月二日朝風のこゝろよさ、風鈴もしめやかな音色...
種田山頭火 「行乞記」
...人物の態度の描写のつゞき具合が……...
田山録弥 「小説新論」
...波状を描(か)いて蛇の様にのたくる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...勢い型に嵌った戦場や将兵や地方民の風俗描写のようなものでもやる他仕事はない...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...そこには何も描かれてはいなかったのである...
中井正一 「うつす」
...この両大家はいづれも西洋画遠近法と浮世絵在来の写生を基(もとい)として幾度(いくたび)か同様の地点を描きたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この点において歌川豊春(うたがわとよはる)らの描いた浮絵(うきえ)の遠景木板画にはどうかすると真(しん)によくこの日本的感情を示したものがある...
永井荷風 「日和下駄」
...けれども要するに小波瀾(しょうはらん)の曲折を描(えが)く一部分に過ぎないので大体の傾向から云えばどうしても自然主義の道徳がまだまだ展開して行くように思われます...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...描く...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「体力で絵を描くのだというが...
久生十蘭 「肌色の月」
...彼の頭の中で非常に魅惑的な夢を描きだしたため...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何だらうと思つて見あげると低く大輪を描いて舞つてゐる鴎達の影であつた...
牧野信一 「雪景色」
...「桃龍はんの泣き面」「ゲンコツぁんと蕪(かぶら)はん」――「ゲンコツぁんと蕪(かぶら)はん」は彼等が並んで歩いている後姿を描いたのだが...
宮本百合子 「高台寺」
...単な人間性のゆたかさというものからだけ描けるものでもないのだし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...序文に述べられているみずからを描こうとする意図がいよいよはっきり見て取られる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あのような描写を見せられた事は...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
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